八重洲にて

昨日は年に一度の詳細健康診断ということで朝イチで八重洲の検診センターへ。
大きなモニターでNHKが映ってて、初めて「あまちゃん」を見た。
最後の数分。主人公と思われる小柄な女性が友人と広い居間に二人だけでいて、
テレビを前にして「暦の上ではディセンバー」を歌い踊る。
その後なぜか二人で寿司を食べあって、
それをきっかけにうまいことこれまでの回想シーンとなった。
この数分だけを頼りに、これから先はさもわかったかのようなふりをして
僕は「あまちゃん」について語ることになるのか。
「俺もちょっと見たことあるんだけどさ」って感じで。


早めに着いて受付を済ませたので9時半には検診が一通り終わった。
午後から出社ということにしたので時間が余る。
外に出ると既に気温が上がってて、とりあえず地下街へ。
目に付いたコーヒー屋に入ってリンゴジュースを飲みながら本を読む。
周りにはいかにもサボってますという感じのサラリーマンがちらほらといて
携帯にかかってきた電話に適当に受け答えしていた。


10時前になって地下街の雑貨屋や靴屋のシャッターがあちこちでゆっくりと開く。
皆いっせいに、ではなくばらついている。中で店員が開けるのか。
なぜか、魔法にかけられた人形の町のことを思う。


地下街を反対側に出る。丸の内のKITTEを見て回るかと思っていたんだけど
上の階って10時だと空いてないんですね。
僕みたいな感じで知らなかった人たちが手持ち無沙汰なまま
1階でぶらぶらしているか、地下に戻るか。
僕はまた八重洲へと引き返した。


11時前。「ジジ&ババ」で食べるつもりが、
少し時間が空いてラーメンストリートへ。
行列がたいしたことなかったら久々に「六厘舎」で食べようかと思う。
しかし行ってみたら開店前にしてかなり並んでる。諦める。
隣の「ひるがお」で塩ラーメンを食べていたら、11時になって
「六厘舎」から大きな声で「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」
などと発声練習が。さすが体育会系だ。


キャラクターストリートは相変わらず混雑している。
期間限定でウナギイヌのワゴンと
東欧のアニメ「アマールカ」のワゴンが出ていた。