青森帰省3日目

8時前に起こされる。
あまちゃん』の総集編をやっていて、朝食を食べながら冒頭のところを見る。
夜のうちに雪は降らなかった。
空は晴れていて今日は一日降りそうになかった。実際そうなった。
こんな日はめったにないからと庭の雪を裏に捨てることになる。
1時間せっせとダンプで雪を運ぶ。
単純作業が続いて、取り留めのないことを考える。
例えばこういうこと。
「経済学的な視点:
 午後になったら解けるかもしれなかったり、
 春になったら確実に消えてなくなるものを
 毎朝片付けるのはコストの無駄である。
 ほったらかした結果自分ないしは第三者に被害が及んだときの
 保管を掛けたものを証券化し、リスクを分散した方がいい。
 しかし、そうならないのは
 被害が発生する確率を計算すると割に合わないから」


家に掃除機をかけて、一息ついてコーヒーを飲む。
昨日のAT賞講評を手直しして提出する。
Jの宿題として昨日届いた封筒を開けて中のコピーを読む。
『アート・ジャパネスク』という全集各巻の
それぞれのテーマに応じた巻頭の解説と巻末の長廣敏雄と松岡正剛の対談。
これが中国と日本の歴史・文化・その関係を縦横無尽に語るというもので
読んでてとても勉強になった。目からウロコの視点ばかり。
2時間ぐらいでざっと流し読みをするつもりが
姿勢を正してきちんと読むことにする。
1日がかりの仕事になった。


昼、お餅を焼いて海苔を巻いて食べる。
14時過ぎにもうひとつの温泉へ。
いつも行く方は月曜なので休みだった。
こちらは健康ランドみたいなもので駐車場も広く、混んでいる。
露天風呂がある。この季節、さすがにぬるい。
風が吹くとお湯の表面を湯気がサーッとかすめる。
快晴の青い空を眺めながらお湯に浸かる。
千切れた綿のような雲が案外速いスピードで流れていく。


夜はホタテの刺身。肉厚で鮮度が違う。
毛蟹も。豪華だ。
でも僕はそれほど好きではないんですね。
母は好物だと思っていた。
めんどくさいから食べなくていい、と言うとがっかりする。
仕方なく足を何本か食べる。そのうちに結構食べている。
甲羅の色を見てもなかなか高そうな毛蟹だった。


夜、Rachael Yamagata を聞きながら
『半島を出よ』の続きを読む。
寝る前に『父の詫び状』を。
休肝日。酒は飲まず。