駅の伝言板など

何がきっかけだったかカラオケの話になり、
昔はレーザーディスクが機械の中でウインウイン唸っていて
1曲切り替えるのにけっこうな時間がかかったと。
物心ついたときから通信カラオケという今の若者たちには信じられないだろう。


そこからポケベルの話になる。
実際のところ積極的に利用されたのは94年からの2年か3年ぐらい?
白黒二行表示のPHSがそこから2・3年使われて、
iモードの登場した99年にいわゆる携帯が主流となる。
その翌年の終わりにJ-Phoneが写メールを出して…


今思うとポケベルは過渡期の製品だった。
ポケベルが鳴らなくて」を歌った国武万里はどこに消えたのだろう?
ポケベルは数字を記号に見立ててメッセージを送っていたのが秀逸だった。
「3341」がさびしい。「0833」がおやすみ。これはまだいいとして、
「21000071」って何のことか分かりますか? 「ツマンナイ」なんだそうです。


そこからさらに懐かしいものということで駅の伝言板
あれ、いつの間になくなったんだろう?
気がついたら町から消えていた。
まあ、公衆電話がなくなったというのと同じ頃なんだろうけど。
待ち合わせしていてどうも相手が遅れそうだなあ、と気づいたときに
伝言板に書いて本来行くべきだった場所へと向かう。
「○○先輩へ 先に撮影行ってます 岡村」というように。
普通に黒板。チョークで手書き、一定時間経過したら消されてしまう。


ネタ的に秀逸なメッセージってのがあったはずなんだけど
そういうのをまとめたのは見たことがない。
今なら携帯でこっそり撮るんだろうけど、昔はそうも行かなかった。
それに慎み深かった。いくら人目に触れるものとはいえ、
プライヴェートな領域に関わることだから。
でも超絶技巧的なイラストを添えた人とか
即興で一首読んだ人とかいると思うんですね。
そういうのが何も残されていない。


「xyz」と書くと『シティーハンター』の依頼。


駅の伝言板アプリもあるみたいね。
http://news.livedoor.com/article/detail/6950887/


復活させて渋谷駅のハチ公前なんかに置いてみるといいと思う。