TOTO「Playlist」

人生を変えた1枚とかでは全然ないけど、時々無性に聞きたくなる音楽がある。
僕の場合、Hooters とか TOTO とかその辺りの80年代のバンドたち。
中学生頃、洋楽を意識しだした頃の音には抗えない。


昨晩、会社の帰りに居ても立ってもいられなくなって、
東京駅地下のタワーミニに TOTO「Playlist」を買いに行った。
1枚1,000円ならまあいいかと。
ボブ・ディランジャニス・ジョプリンから
TLC まで安くベスト盤を売ってるシリーズですね。
(hootersは輸入盤は出ていたけど、残念ながら国内盤は出ていなかった)
http://www.playlistjp.com/


どのアルバムも CD-EXTRA がおまけについていて、
開くと解説やディスコグラフィーや壁紙となっている。
(ブックレットには解説なし、この CD-EXTRA の使い方と
 国内盤「Playlist」シリーズ全50タイトルの紹介)


そのアーティストのことを知らない人にとっては
まあ、手ごろな入門編ということか。
正規な値段が1,300円という手ごろさで
CD-EXTRA のおまけコンテンツ付きというのは
デジタル・ダウンロードを意識してのことだろう。


この手のベストの何がいいかって、
安さゆえに10曲からどう多くても14曲ぐらいしか入っていなくて
(「Playlist」シリーズも最大14曲)
代表曲中の代表曲ばかり、iPhone に入れて聞き流すには
それぐらいの曲数がちょうどいいんですね。
ちゃんとしたベスト盤が CD の収録時間いっぱいだったり、
未発表曲混在で2枚組だったり、
ダウンロード・オンリーでそれすら越えてることってたまにありますよね。
こういうのって案外聞かないものです。途中だれてきて。
まあ自分で編集しろよって話ですが、
そのベストアルバムしか持ってなかったらそこまでしないもんで。


アーティストと関係ないところで出された廉価版のベストで
8曲か9曲しか収録されていないというのが何枚か出ているうち、
僕がその8曲か9曲を選ぶならやはりこうなるな、
という曲順のアルバムがあったりすると妙にむず痒くも嬉しくなるもんです。
えてしてなんでこんなのが入ってるの? って変てこな選曲のことが多いですが…
音質も全然良くなかったり。テープをダビングしたかのようなどこかモゴモゴした音。
もちろんジャケットもかっこ悪い。聞いたこともないヨーロッパのレーベルで。


話を最初に戻して。
TOTO って今全然聞かれてないんだろうか。
若い人たちが再発見してニヤニヤしたくなるような類の音楽じゃないか。
時代遅れのきらびやかなポップで、なのに演奏だけはやたら滑らか。
僕はおじさんになったのか、趣味が3回転も4回転もしたからか、
時々、TOTOを聞いていてむやみやたらに「かっこええなあ」と思うことがある。


「Africa」聞いたことない人はいますか? 
人生に一度は聞くべきですよ。
http://www.youtube.com/watch?v=FTQbiNvZqaY


これぞ80年代の音。
この曲が収録された『TOTO IV 聖なる剣』はグラミー賞6冠を達成。時代の音となった。