麩というもの

先日のラーメンの話の続き。
もしかしてラーメンに麩を入れるのって青森だけ? と気づいた。
調べてみると確かにそうっぽい。


「まるごと青森」より
 http://marugoto.exblog.jp/15902780/


「Colocal」より
 http://colocal.jp/odekake/21461.html


「お麩の松尾」にて「ラーメン麩」を販売している
 http://foo-matsuo.jp/item/4978769000158/


青森ではナルトよりも麩。
スープをたっぷり吸ったアツアツの麩は
ラーメンを食べる幸福を一身に体現しているように思う。


一方で、facebookで話題にすると
友人から「昔の大衆食堂のラーメンに入っていたんじゃないか」と指摘を受けて
それはそうかもという気がした。
でも最近あんまり見かけないし、外見がパッとしないと素通りしてしまうし。


魚介とんこつ背脂マシマシなどにウツツをぬかさず、
古きよきオーソドックスなラーメンを復刻して磨きをかけて極める、
そういう志をもった若者が現れてほしいものです。


大衆食堂も高齢化が進んで今、全国でひっそりと消えつつあるのかもしれない。
無口なおじいちゃんが黙々と作ってて、割烹着を着たおばあちゃんが運んでくるような。
身の回りで何軒か思い出す。どこも客が入ってないなあ。
経営が成り立っているのだろうか…


facebookでは別の方から
とんこつラーメンのスープに麩を入れたらキツイかもという話で。
小さいサイズのを開発したらそれもありかな。
「ラーメンに革命を!」と言って麩を全国に普及させる。


鍋焼きうどんももしかして麩を入れるのは青森だけだったりしないか。
さすがにそれはないか。
感覚的に、東京で入ってる店・入ってない店半々。
入ってないととてもがっかりする。麩が軽んじられている。
普通の人は麩の存在感なんて特に気にしてないんだろうな…