青森帰省その5(8/23)

新町に出て「柿崎」という蕎麦屋に入る。
ラーメンもうまいと聞いてチャーシューメンにする。
母の残した天ざるの天ぷらをもらって食べる。


12時を過ぎて新居のマンションへ。
先に引越センターのトラックが2台停まっていて申し訳なく思う。
本来13時から搬入作業となっていたため、マンションの管理人の方が到着していない。
どうしても13時になるという。せっかく彼らが張り切って早めに終わらせたというのに
調整がうまくつかなくて悪いことをした。
養生だけはOKという話になって先に準備だけを済ませる。
搬入になっても彼らはテキパキと早い。
どんどんどんどん運び入れる。
こちらは時々、「これどこの部屋ですか?」というのを答えたり、
段ボールを開けて押入れの中にしまったり。
マンガの類はとりあえず開けて適当に棚に放り込んでとりあえず段ボールを空ける。
リーダーが若いのにしっかりしていて経験豊富だから現場がカオスにならず、
作業が秩序だっている。余計なものが余計な場所に運び込まれててんてこ舞いとならない。
全てとは言わないものも多くがあるべき場所へと収まっていく。
昨日も感じた通り、今回のリーダーの方はすごいなと。
指名した妹の旦那も感心していた。
この2日間、仕事のできる人と接して一緒にひとつのことに立ち向かう喜び、
そして一期一会でまた会うことはないだろうという寂しさを感じた。


13時から開始してすぐにも新居の方のガス屋が来て手続きをして、
キッチンと風呂場の温度調整の仕方を教えてくれる。
15時には管理人の方へと挨拶をして駐輪用のシールを貼ったり
宅急便の受け取り方やゴミの出し方を教えてもらう。
表札はフルネームにするか苗字だけにするかといった
一通り運び終えて引越センターの皆さんは段ボールを空けるところを時間が許すまで。
最もめんどくさい食器棚に食器を詰める部分をやってくれた。
冷蔵庫や食器棚の下、玄関の棚には防カビシートを貼り、
食器棚の上下つなぎ目には揺れを吸収する接着剤をくっつけた。
16時には彼らも作業を終えた。
名残を惜しみ、リンゴの缶ジュースや
クーラーボックスで冷やしていたアクエリアスのペットボトルを持たせた。
両隣のうち片方の家に引越の挨拶をする。
もう片方は何回か訪れても留守。


17時を過ぎて管理人の方に駐車場の書類を届けに行く。
腹の調子がよくないが薬の箱がどの段ボールかわからないということで正露丸を買いに行く。
マンションを出ると小さな公園があって、ブランコが4つ並んでいる。
そのひとつに乗って漕いでみる。風が涼しかった。
さて探すかと近くのスーパー2軒になし。そのまま歩いて国道に出る。
新町、青森駅の方に向かって歩いていく。コンビニ2軒にもなし。
結局途中の本町のドラッグストアで見つける。
僕が通っていたキリスト系幼稚園が今は教会になっている、その側を通り過ぎる。


夕暮れ。引き返して新居に戻る。
しばらく荷物の整理を続ける。自分の部屋だけはだいたい何とか片付いた。
押入れの棚にマンガや本を最初ぐちゃっと詰め込んでいたのをきれいに並べ直した。
しかし他の部屋はまだまだ。明日も引き続きか。
テレビをつけようとしたらアンテナとつなぐケーブルが見当たらない。
妹の旦那は自分たちでできますからいいですよとしていて、
僕はマンションにあるものと思っていたから前の家に置いてきてしまった。
明日以後妹の旦那が家から持ってきてくれることにする。
留守電の時間をセットし直す必要が出てくるが、説明書が見当たらず。持ち越し。
うまくいったようでいて、見当たらないものだらけ。
引越の達人はもっとあれこれ気をつけているのだろう。


19時を過ぎて妹夫婦が今日一日預けていた甥っ子を連れてきて、堤の方の寿司屋へ。
5時に起きて一日働きっぱなし。ようやく生ビールにありつけた。
この際皆特上にしようと母は言うが、
あわび・うに・イクラが入っていると聞いて僕は松竹梅の竹へ。
甥っ子は僕が先月帰ってきたときにお土産に持っていったミッフィーの絵本を持ってきていた。


帰ってきてこの日は銭湯には行かず、シャワーを浴びて済ませる。
出てきてベランダで涼む。
夕方入ったスーパーで買った「秋りんごチューハイ」を飲む。
持ってきた柴崎由香『寝ても覚めても』を少し読んで眠る。
午前0時。疲れきっている。