昭和・平成史年表3つ

師走。某回線事業者の大型案件もあって忙しい。


以前某所で作成した昭和・平成史年表3つ、
おそらくボツになってほとぼりが覚めたと思われるので
こちらでも展開する。


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◆昭和・平成の広告コピー史



 政友會 昭和初期


 「不景気と貧乏神を追ひ払ふ」



 高島屋 昭和7年


 「科學の大展覧會
  文化時代と科學の力! イザ國難と科學の力!」



 森下仁丹 昭和7年


 「三勇士弔慰
  忠烈鬼神を働かしむる尊き殉国世界に比類なき日本精神の極致
  廟行鎮における三勇士の義烈は実に我が日本精神の権化にして、
  我等国民の等しく讃仰崇敬に耐へざる所なり。
  霊前へ 金九百円 森下仁丹



 ミツワ石鹸 昭和11年


 「選挙粛正
  万人選挙の石鹸代表 ミツワ石鹸
  清い一票 明るい日本」



 ヘチマコロン 昭和17年


 「進め一億火の玉だ」



 メンソレータム 昭和17年


 「生計縮めて 国力伸ばせ」



 大政翼賛会 昭和18年


 「いまあるもので間に合ひませんか
  大事に使へばまだもちませんか
  繕ったり作り直せばまだ使へませんか
  繰り廻しを考へてみましたか
  隣組でお互ひに要らない物を融通交換できませんか」



『日米会話手帳』 昭和20年


 「今すぐ役立つ日米會話手帳
  一回に一冊は勿論、旅行に外出に必ず携帯せられよ」



 農林省 昭和21年


 「新日本の光 農地解放
  農地委員会が
  農地の買収売渡計画をたてます
  皆んなで農地委員会の仕事に協力しませう」



 第一生命 昭和27年


 「第一生命は日比谷の本館(もとのGHQ)にもどりました」



 デピースキング(殺虫剤) 昭和29年


 「ビキニの灰よりこのけむり!!」



 そごう東京店 昭和32年


 「有楽町で逢いましょう



 サンヨー電機 昭和34年


 「“消費者こそ王様”
  これがサンヨーの信条!」



 日本専売公社 昭和35年


 「たばこは動くアクセサリー」



 サントリー 昭和36年


 「トリスを飲んでハワイへ行こう!」



 十九回駒場祭 昭和43年


 「とめてくれるなおっかさん」
  背中のいちょうが泣いている」
  男東大どこへ行く」



 森永エールチョコレート 昭和43年


 「大きいことはいいことだ」



 丸大ハム 昭和43年


 「わんぱくでもいい。たくましく育ってほしい」



 丸善石油ハイオクタン・ガソリン「ダッシュ100」 昭和44年


 「Oh! モーレツ」



 日本国有鉄道 昭和45年


 「美しい日本と私 DISCOVER JAPAN」



 サッポロビール 昭和45年


 「男は黙ってサッポロビール



 ソニーカラーテレビ 昭和49年


 「白さが違う、という洗剤のCMは
  できれば、ソニーで見ていただきたい。」



 新潮文庫 昭和53年


 「知性の差が顔に出るらしいよ……困ったね。」



 西武百貨店 昭和57年


 「おいしい生活。」



 西武セゾングループ 昭和62年


 「サラリーマンという仕事はありません。」



 東陶機器 昭和63年


 「「人間は、全員疲れているのだ」と仮定する。」



 ユニクロ 平成10年


 「ユニクロはなぜジーンズを2900円で売ることができるのか」



 トヨタ自動車プリウス 平成10年


 「21世紀に間にあいました。」



 リクルートガテン』 平成10年


 「仕事を聞かれて、会社名で名乗るようなやつには、負けない。」



 ナイキJAPAN 平成10年

 
 「日本人。
  南米では、サッカーが下手なやつをこう呼ぶという。」



 KDDI 平成12年


 「がんばれNTT がんばるKDDI



 サントリー美術館 平成13年


 「てめえの国も知らないで、なにがグローバリズムだ。」




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◆企業の設立年度


※「株式会社」は省略


578 金剛組設立 ※世界最古の企業
   創業者:金剛重光


1673 三越呉服店の「越後屋」として創業
   ※1904年に「三越呉服店」と改称
   創業者:三井高利


1758 後のイオンとなる太物・小間物商「篠原屋」創業
   創業者:初代岡田惣左衛門


1869 後の丸善となる、丸屋商社設立
   創業者:早矢仕有的


1870 麒麟麦酒の前身となるスプリング・バレー・ブルワリー設立
   ※1907年、三菱財閥配下にて新発足
   創業者:ローゼンフェルトとウィーガント


1873 後の大成建設となる、大倉組商会設立
   創業者:大倉喜八郎


1876 大日本印刷の前身、秀英舎設立
   ※1935年、日清印刷と合併し、大日本印刷
   創業者:佐久間貞一


1879 朝日新聞社、大阪にて設立
   創業者:木村平八、木村騰


1881 日本銀行設立
   ※1942年、日本銀行甲府
   初代総裁:吉原重俊


1883 後の東京電力となる、東京電燈設立


1884 三菱重工業の前身となる、長崎造船所設立
   創業者:岩崎弥之助


1887 カネボウの前身、東京綿商社設立
   創業者:武藤山治 ※直接の創業者ではない


1889 日本生命保険設立
   創業者:弘世助三郎


1889 任天堂の前身となる花札の商店として創業
   創業者:山内房治郎


1899 吉野家、東京の日本橋で創業
   創業者:松田栄吉


1890 帝国ホテル開業
   創業者:渋沢栄一大倉喜八郎


1901 電通の前身となる日本広告設立
   ※1907年、日本電報通信社と合併
   創業者:光永星郎


1905 小林製鋼所を合名会社鈴木商店が買収、神戸製鋼所として設立
   ※1911年、鈴木商店から独立
   初代支配人:田宮嘉右衛門


1906 旭化成の前身、曽木電気設立
   創業者:野口遵


1907 後の味の素となる、合資会社鈴木製薬所設立
   創業者:鈴木三郎助


1909 講談社が大日本雄辯會として設立
   創業者:野間清治


1910 日立製作所設立
   創業者:小平浪平


1911 出光興産の前身、出光商会設立
   創業者:出光佐三


1911 日本水産の前身、田村汽船漁業部設立
   創業者:田村市


1917 三井物産の造船部として三井造船設立


1918 後のパナソニックとなる、松下電気器具製作所が設立
   創業者:松下幸之助


1918 三菱商事三菱グループ内の総合商社として独立
   ※戦後の財閥解体後、1954年に新発足
   創業者:岩崎小弥太


1919 後のヤマト運輸となる、大和運輸株式会社設立
   創業者:小倉康臣、小倉昌男


1919 キユーピーの前身、食品工業設立
   創業者:中島董一郎


1921 大塚製薬の前身、大塚製薬工場設立
   創業者:大塚武三郎


1925 大阪野村銀行の証券部が野村證券として独立
   創業者:第二代 野村徳七


1926 日本放送協会の前身、社団法人日本放送協会設立


1932 後の東宝となる、東京宝塚劇場設立
   創業者:小林一三


1937 豊田自動織機製作所からトヨタ自動車工業が独立
   創業者:豊田喜一郎豊田利三郎


1941 三井合名会社から不動産部門から三井不動産独立


1946 ソニー東京通信工業として設立
   創業者:井深大盛田昭夫


1947 サミーの前身となる東京栄養食品創業 ※元々は豆腐屋


1948 本田技研工業設立
   創業者:本田宗一郎藤沢武夫


1948 後の日清食品となる、中交総社設立
   創業者:安藤百福


1949 ユニクロの前身となるメンズショップ小郡商事を設立
   ※ユニクロ1号店は1984年オープン
   創業者:柳井等、柳井正


1949 アシックスの前身となる鬼塚商会設立
   創業者:鬼塚喜八郎


1950 繊維会社「萬代産業」の玩具製造小会社「萬代屋」として後のバンダイ設立
   創業者:山科直治


1953 日本航空株設立
   ※同年、日本航空株式会社法施行
   初代社長:柳田誠二郎


1955 後のベネッセ・コーポレーションとなる福武書店設立
   創業者:福武哲彦


1959 後の京セラとなる、京都セラミツク株式会社設立
   創業者:稲盛和夫


1960 リクルート、大学新聞広告社として設立
   創業者:江副浩正


1960 オリエンタルランド設立
   初代社長:川崎千春


1960 積水化学工業株式会社ハウス事業部を母体とし、積水ハウス設立


1961 後のJCBとなる、日本クレジットビューロー設立


1963 日本交通公社の営業部門が日本交通公社として独立、後のJTB


1965 野村総合研究所設立
   初代社長:瀬川美能留


1968 ニチイ学館創業


1971 日本マクドナルド設立
   初代社長:藤田田


1973 セブン-イレブン・ジャパンの前進、ヨークセブン設立
   創業者:鈴木敏文


1974 キーエンスの前身となるリード電機設立
   創業者:滝崎武光


1981 ソフトバンク設立
   創業者:孫正義


1984 ワタミの前身となる有限会社渡美商事を設立
   創業者:渡邉美樹


1985 日本電信電話公社の分割民営化によりNTT設立
   初代社長:真藤恒


1987 日本国有鉄道の分割民営化により東日本旅客鉄道設立
   初代社長:住田正二


1987 エイベックス設立
   創業者:松浦勝人


1997 楽天株式会社、株式会社エム・ディー・エムとして設立
   創業者:三木谷浩史


1998 サイバーエージェント設立
   創業者:藤田晋


1999 DeNA設立
   創業者:南場智子




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◆「新聞小説史」


※年表は連載開始年とする
※未完含む


明治25年(1892) 国会     幸田露伴  『五重塔
明治30年(1897) 読売新聞   尾崎紅葉  『金色夜叉
明治42年(1909) 朝日新聞   夏目漱石  『それから』
明治44年(1910) 読売新聞   島崎藤村  『家』
大正2年(1913) 都新聞など  中里介山  『大菩薩峠
大正7年(1918) 大阪毎日新聞 芥川龍之介 『邪宗門
大正9年(1920) 大阪毎日新聞 菊池寛   『真珠夫人
大正13年(1924) 朝日新聞   谷崎潤一郎 『痴人の愛
昭和2年(1927) 東京日日新聞 大佛次郎  『赤穂浪士
昭和2年(1927) 東京日日新聞 林不忘   『新版大岡政談』※後に『丹下左膳』と改題
昭和12年(1937) 朝日新聞   山本有三  『路傍の石
昭和22年(1947) 朝日新聞   石坂洋次郎 『青い山脈
昭和26年(1951) 朝日新聞   林芙美子  『めし』
昭和29年(1954) 日本経済新聞 山本周五郎 『樅ノ木は残った』
昭和30年(1955) 読売新聞   三島由紀夫 『幸福号出帆』
昭和33年(1958) 毎日新聞   吉川英治  『私本太平記
昭和33年(1958) 読売新聞   井上靖   『ある落日』
昭和34年(1959) 東京新聞   瀬戸内寂聴 『女の海』
昭和35年(1960) 読売新聞   松本清張  『砂の器
昭和36年(1961) 朝日新聞   川端康成  『古都』
昭和36年(1961) 毎日新聞   山崎豊子  『女の勲章』
昭和39年(1964) 朝日新聞   三浦綾子  『氷点』
昭和43年(1968) 産経新聞   司馬遼太郎 『坂の上の雲
昭和43年(1968) 毎日新聞   石川達三  『青春の蹉跌』
昭和49年(1974) 朝日新聞   有吉佐和子 『複合汚染』
昭和50年(1975) 産経新聞   吉村昭   『漂流』
昭和51年(1976) 朝日新聞   小松左京  『こちらニッポン…』
昭和57年(1982) 毎日新聞   宇野千代  『生きて行く私』
昭和58年(1983) 日本経済新聞 宮尾登美子 『天璋院篤姫
昭和63年(1988) 毎日新聞   曽野綾子  『天上の青』
平成3年(1991) 朝日新聞   筒井康隆  『朝のガスパール
平成7年(1995) 日本経済新聞 渡辺淳一  『失楽園
平成8年(1996) 朝日新聞   宮部みゆき 『理由』
平成9年(1997) 読売新聞   村上龍   『イン ザ・ミソスープ
平成13年(2001) 朝日新聞   浅田次郎  『椿山課長の七日間
平成15年(2003) 読売新聞   大江健三郎 『二百年の子供』
平成16年(2004) 毎日新聞   桐野夏生  『魂萌え!
平成17年(2005) 産経新聞   秋元康   『象の背中
平成17年(2005) 読売新聞   角田光代  『八日目の蝉』
平成18年(2006) 毎日新聞   東野圭吾  『手紙』
平成18年(2006) 読売新聞   松浦寿輝  『川の光
平成20年(2008) 毎日新聞   吉田修一  『横道世之介
平成20年(2008) 東京新聞など 五木寛之  『親鸞
平成21年(2009) 毎日新聞   林真理子  『下流の宴


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