熊本へ その8

5日目、4/29(水)のこと。
早いもので熊本最終日。


妻は5時起きで「朝活」にビジターとして参加。9時頃帰ってくる。
アメリカ由来の活動らしい。
ネットワークづくりのため主に自営業の方たちが参加する。
ひとつのグループには1業種につき1人しか参加できない。
毎週1回必ず参加して、その週誰にお客さんを紹介したか報告する。
けっこうハードだが、そもそもが自営業で働くってそういうことじゃないかと。
妻はこれまで2年続けている友人に誘われての参加。
自己紹介のスピーチをして名刺も配ってきた。
僕も最初誘われたが、引っ込み思案で人見知り、
知らない人ばかりのアウェイなところに
飛び込んで話すというのが大の苦手なので断った。
帰ってきた妻は案の定、開口一番行かなくて正解だったと。
とてもパワフルで刺激的な時間を過ごしたという。


昨晩段ボールに詰めたのを車で郵便局まで持っていく。
祝日だったので遠くの大きなところまで。
3箱で5,200円となった。


祖母の家、叔母の家と回って空港へ。
途中墓地にも寄っていく。


空港で荷物を預け、身軽になったところでお土産を買う。
義父からは酒のつまみにしなさいと馬肉の燻製をもらう。
阿蘇牛乳からつくったキャラメルをこの前空港で買ってなかなかおいしかった。
今回も買おうと探したが見つからない。
初日見かけた時に買っておけばよかった。
地元のミニコミ誌が作成した熊本県の観光ガイドを買って飛行機の中で読んだ。


保安検査場へ。
ノートPCを別のカゴにして通したら受け取り忘れる。
妻が搭乗ラウンジで待っている間にメールを書くというので僕もそうしようと
リュックサックの中を開けたら「あれ? ない」と気が付く。
慌てて取りに戻る。危うくそのまま東京まで行ってしまうところだった。
妻がメールを書き終えるのを待っていたら
「搭乗がまだお済みでない残り3名様」としてアナウンスされた。


機内で飲み物が配られたのち、義母が握ったおにぎりを食べた。
漱石の随筆『硝子戸の中』を読み終える。


14時到着。二子玉川行きのバスが1時間に1本で毎時20分。
次の14:20は荷物を受け取ってギリギリ間に合うかどうか。
僕らの預けたリュックサックとキャリーケースは最後の方に出てきて
残りあと1分。
走ってどうにかこうにか間に合った。僕が先に走って出発を待ってもらった。
バスは首都高を順調に走っていって45分頃には環八に到着していた。
しかし下りてからが混雑していて結局15時過ぎ。


二子玉川はライズの東側「テラスマーケット」がグランドオープンということで
家族連れで賑わっていた。「縁日」というイベントが開催されている。
ガレリアと噴水広場ではオランダのアーティスト:テオ・ヤンセンによる
「ストランドビースト」という大きなアート作品が展示されていた。
http://sc.rise.sc/webflyer/1504ennichi/#page=5
砂色のプラスチックのチューブでつくられた恐竜の骨格とでもいうべきか。
手で押すと体の各部がクルクルと回転して軽々と前に進む。
僕もまた押してみた。


帰ってきて荷物を片付け、シャワーを浴びる。
今週に入って東京は夏日が続いているようで今年初のアロハを着る。


妻が前期担当していた教室の飲み会で神楽坂へ。
毘沙門天「嵐」の絵馬を見に行ったら「千代嵐 十両復帰」を祈願する絵馬が。
洒落が効いていた。


店は石畳の小路にあってかつての料亭を居酒屋にしたというもの。
二軒目に入って飲んでいるうちにかなり酔っ払い、
気が付くと夫婦そろって寝過ごして溝の口
タクシーで帰ってきた。


学衆(生徒)の皆さんから結婚記念文集をサプライズでもらう。
語録やメッセージに写真。
夜な夜なアツいメールが交わされて一冊にまとまる。
先日の甲府で結婚記念の巻物をもらった僕は一番幸せな師範だと思っていたが、
妻もまたそうだった。