熊本帰省 その2(8/8)

キャナルシティ博多へ。
学校が関わっているということで3月にオープンした「MUJI BOOKS」を見に行く。
三越・大丸のところの交差点から東西に突っ切る国体道路を東へ歩いていく。
大丸は本館と別館の間の巨大なオープンスペースが壮観だった。
大きなカバの親子の銅像が置かれている。
その隣にはリサイクルのペットボトルの蓋などからつくられた熊。
吹き付けるミストが気持ちよかった。
快晴、最高気温は35℃を超えて今日も暑い。
でも東京ほどじゃないかな。


中洲へ。もつ鍋のおいしそうな店がランチをやっていて、しまったと思う。
この辺りまで歩いてくればよかった。
楽天地」を見つけて、夜はここで食べようと決める。
橋を渡る。
真夏のどんよりとした都会の中の川であるが、見ていてどこか心地よい。
福岡、博多もまた水の街なのだなと知る。


川縁を歩いてキャナルシティへ。
大きすぎて無印良品の場所がわからない。
中庭に子どもたちが集まっていて遊んでいる。
ジュラシック・ワールド』のイベントで恐竜たちが並んでいて、
その背後に立つバイトの若者が操作すると口から水滴の塊が放出される。
炎天下、子どもたちはこっちこっちと手を伸ばす。
そちらに向けて放水される。
14時になると盛大に大きな噴水が次から次に上がって花火のようになった。
子どもたちが歓声を上げながらミストの帯を浴びる。
向かいの高級ホテルのロビーに車椅子の老人とその付き添いの方が
窓際に静かに立って、広場の光景を見守っていた。
テルマンたちがその背後をそっと通り過ぎていく。


ノースエリアの3階と4階が「MUJI
アンディ・ウォーホル鴨居羊子石井好子といった人物をフィーチャーした本棚や
「もしも、手紙を書きたくなったら」「もしも、からだの疲れを取りたかったら」
「もしも、名前を知りたかったら」といったテーマの本棚があった。
本棚が並ぶエリアは一か所に固まっているかと思いきや、あちこちに散らばっていた。
旅行用品、スーツケースなどを売っているコーナーには九州の旅行ガイドが、
食器や食品のコーナーにはレシピ本が、書斎だったか寝室だったかには大型の画集が、
というような具合で。
生活に本は切り離せない、というコンセプトなんだろうな。
とてもいいと思う。全国に広がってほしい。
じっくり見だすとどの本も欲しくなってくるのでほどほどに出てくる。
キャナルシティで打っている服や靴も見なかった。
唯一、オニツカタイガーだけ入った。


15時から、今回担当している師範代の営むコーヒーショップへ。
警固にある。来た道を西へ引き返す。
ウコンの力」の大きなボトルが屋根の上に乗った割烹や
巨大なゆるキャラのタヌキが屋上に据えられたビルがあった。
「かに通」という店のビルからは舟が突き出ていた。


途中、「明太子の福太郎」の直営店を見つけて寄っていく。
会社へのお土産に「めんべい」の詰め合わせを、
青森の家には明太子をいくつか送る。
チーズ、バジル、いか、いかすみ、サーモンといくらなど
変わり種の明太子の瓶があって、
自分でも食べてみたくなってチーズのとイカのをお土産に買った。


警固のコーヒーショップへ。
大通りから一本入ると周りはいい感じの飲み屋が並んでいる。
明日の夜は「警固バッカス」というイベントで
21の店舗が飲み放題になる。
僕が訪れたコーヒーショップ「イエナコーヒー」も参加している。
コーヒー酒を出すという。
http://tenjinsite.jp/topics/detail.php?hid=42217


「警固の昼下がり」というオリジナルブレンドをアイスコーヒーで飲む。
以前にも焙煎して挽いたのをもらったことがある。
内装が落ち着いていて居心地がよく、
カウンターの中で豆を選んだり
向かいの飲み屋が内装工事中なのをぼんやりと眺めて過ごした。
http://tenjinsite.jp/gourmet/g-newshop/detail.php?hid=37886
http://mantaro.net/archives/51999538.html


明日出すというコーヒー酒を飲ませてもらう。
焼酎につけたもの。
東京でも飲んだことがあったけど、そのときはうーん? という出来で。
居酒屋で試しにやってみましたって
焼酎にコーヒー豆をつけましたというだけ。
ここのは焼酎に合う豆を選ぶところから始めるため、ひとつのお酒として完成していた。
けっこうアルコールの度合いが高い割にコーヒーの風味があった。
ミント酒のソーダ割も飲んでみて、肴のピクルスも食べてみた。


家のお土産用に「警固の昼下がり」をまた挽いてもらう。
店の片隅に自動焙煎機の設置されて専用の部屋がある。
自動、手動、メモリ焙煎が選べて、
自動を始めるとモニターに映し出される温度が
92,93,94℃ ... 162,163,164℃と上がっていった。
機械が温まると上の漏斗に豆を注ぐ。
中で撹拌するように豆がうねる。
東京だと「ミヤマ珈琲」が同じものを使っているとのこと。