熊本帰省 その1(8/8)

昨晩は空港から遅かったので食べ終わったのが午前0時近く。
世界水泳の中継を見る。
昨日の星奈津美に続いて、決勝で渡部香生子が金メダルとなった。
200mで最後の150m。力を温存していてイッキに追い抜く。
日本人が勝つのはいいもんだな、と素直に思う。
その後、『熱闘甲子園
九州国際大付属だったか、ストイックなスラッガーが宿でも素振り。
空いている時間があれば素振りをしているのだという。好感を持つ。
飛行機で前の席乗っていた丸刈り高校野球部員は
ずっとスマホでゲームをやっていたな。しかもパチスロ
それがいけないとは言わないが、強くもならないし、甲子園に出ることもない。
本人たちがそれでよければ周りがとやかく言うことでもない。
こういう高校球児たちが日本に何万人といるのだろう。


午前2時に眠る。
熊本も熱帯夜。エアコンをつける。


何度か目を覚まし、7時に起きるつもりが気が付いたら8時半。
ドイツで修行したというかたのつくったパンを食べる。
質実剛健だけど、おいしい。クルミが入っていた。
バナナの入ったヨーグルトとコーヒー。


食後、テレビで甲子園の中継を少し見る。
早稲田実業今治西
今大会話題の清宮君がパッとしない。
初回早実が3点取ってその後両チーム、チャンスはあるのに得点できない。
6回まで見た。今治西が勝手もおかしくなかった。


この日、妻は友人の披露宴。僕一人で博多へ。
新幹線ではなく、長距離バスにする。
バスは1時間半かかるが2,060円。
新幹線は30分で着くが、4,000円以上。
県庁前まで車で送ってもらい、9:36 のバスに乗る。
そこそこ混んでいて相席になる。


自衛隊前などいくつか停留所を過ぎて高速に入る。
ここから先は福岡の西鉄天神高速バスターミナルまでノンストップ。
大半が農村の中、水田を横切る。電線の鉄塔が大きく見える。緑がまぶしい。
その合間合間にMeijiや東洋水産東洋製罐の大きな工場。
大牟田、八女と過ぎていく。
太宰府から高速環状線に入る。
福岡が近づいて中層階のマンションが目立つようになる。
住宅地が続く。福岡の都市としての大きさを思う。
川の側を走っていたかと思うと、どんどん広がっていってやがて海へ。
アジアの海。村上龍の『半島を出よ』を思い出す。


11:10頃到着予定で、10分ほど遅れただろうか。
終点の博多駅ではなく、その手前の西鉄天神高速バスターミナルで下りる。
『ソラリア』というデパートに直結している。


まずはもつ鍋を食べようと思う。
中洲の方に行けばいいのだろうか?
しかし持ってきたガイドブックを参照すると有名店はどこも夜から営業。
デパートの中だとやってるんじゃないかと
近くのソラリア、三越、大丸と行ってみるが、どこにもなし。
有名な天神の地下街にもなし。あれ? と思う。
レストラン街は東京の寿司や大阪のお好み焼きや京都の和食など。
日本全国どこでも食べられるものばかり。
うーむ。そもそもとんこつラーメンの店もない。そんなものか。
もつ鍋は博多の人たちが日常的に食べるものではないのか。


観光案内所で聞くとパルコの新館の近くにひとつあるという。
行ってみる。確かにあったけど客の姿がない。
店員たちが暇そうにして喋っている。
しかし、他にない。仕方なく入る。
もつ鍋、酢モツ、明太子、チャンポン麺のセットに生ビール。
なかなか煮えないなあと思っていたら
卓上の電気コンロのコンセントが抜けていた。
もつ鍋はそんなに悪くはなかったけど、
4年前に食べた「楽天地」に比べると、というか比べようもない。


追加はせず、店を出る。
パルコ本館の鉄鍋餃子の店に移って一皿食べる。
ここもまあ、そこそこ。
タレを鉄鍋に入れないようにという注意事項が英語で書かれている。