がんについて理解を深める日々

妻が日本生命で配っているがんの冊子を持ってきたので読んでみた。
今や日本人の2人に1人ががんになるという。
男性だと4人に1人、女性だと6人に1人ががんで亡くなっている。
これまでなんとなく高い数値だとは感じていたけど、これほどだとは。
誰もがかかって当たり前の病気なのだと今更ながら知る。
最初医師から聞かされたときは僕も「なんで俺が!?」と思ったけど、
ごくごくありえることなのだ。
(ただし、肺がんや胃がん、大腸がんなどと比べて腎臓がんとなる人は少ないようだ)


がんはいきなりがん細胞が突然変異のごとく発生して広がるのではなく、
がん遺伝子やがん抑制遺伝子と呼ばれる特殊な遺伝子が損傷を受けた場合のみがんになる。
最初のがん細胞が2倍、さらに2倍となって約1cmの大きさとなるのに10〜15年。
それが約2cmとなって悪性腫瘍、つまりがんとなるのにそこから1〜2年。
僕はたまたまカーブが急になったすぐのタイミングで見つかったようだ。


昨日は僕が休んでいる間に後輩に調べてもらった
会社や健康保険組合への手続きについて読み、いくつか申請書類をダウンロードした。
医療費の自己負担額には上限があることを知る。
1か月間の医療費の自己負担額が一定の限度額を超えた場合、
本来は超えた部分の費用が公的医療保険から後払いで支給となるんだけど
「健康保険限度額適用認定申請書」を健康保険組合に申請し、
発行された「限度額適用認定証」を支払時に窓口に提示すると
自己負担限度額までで済むようになる。知らなかった。
保険に入ってるからなんとかなるだろうとややこしい手続きをスルーしたくなっていたけど
こういうの積極的に利用しなければ。


冊子に戻って、「進化するがん検査技術」という項目にて
嗅覚を利用した「がん探知犬」や
患者の尿からがんの有無をかぎ分ける「線虫」が取り上げられていた。
そういえばアメリカの天才高校生が
すい臓がんを一滴の尿で発見する方法を開発したというニュースが数年前にあった。
http://diamond.jp/articles/-/69136
この記事の中に上記の「線虫」による検査法についても触れられている。