R.I.P. David Bowie

昨日の夕方、渋谷で開催される飲み会に出ようとして歩いていたら
妻から LINE のメッセージが入って、
デヴィッド・ボウイが亡くなったって」


え!? なんでそんな急に。
8日に出た新作『★』は死を意識してのタイミングだったのか。
いや、元々69歳の誕生日に発売されるのは決まっていたから、
逆に無事リリースされてやり残したことはなくなって、ということか。


「Panic in Detroit」のイントロを思い出す。
「Modern Love」を、『汚れた血』でラジオから「Modern Love」が聞こえる中で
真夜中の街を一人走るドニ・ラヴァンを、思い出す。
https://www.youtube.com/watch?v=7zSWE3G-fc0


渋谷に着く。成人式と思われる若者たちの姿はない。
だけどいつも通り街は混んでいた。
時間があったのでタワレコの5階に上がると
エスカレーターを降りた先に『★』が大きくフィーチャーされていた。
デヴィッド・ボウイの上半身の等身大のポスターもあったように思う。
その脇にテレビ局のリポーターとカメラマンとディレクターが立っていた。
一般の人からのコメントを求めていたのだろう。
どのアルバムが好きですか、とか。
そんなしっかりした取材の雰囲気はなく、BSとかCSの番組だったのかもしれない。


『★』の収録曲「Sue (Or In a Season of Crime) 」は
一昨年出たベストアルバム『Nothing Has Changed』の冒頭に入っていて
えらくかっこよかったのを覚えている。
次の給料で買うか、となんとはなしに思っていた。


癌で闘病生活を18ヶ月送っていたという。
前作『The Next Day』の後しばらくしてか。
デヴィッド・ボウイが死ぬなんて一度も考えたことがなかった。
マーク・ボランが死んだ、ブライアン・ジョーンズが死んだ、
だけど彼は生き残った。


渋谷の雑踏の中で「Jump They Sey」を聞いた。
彼はついに jump したんだな。