SFベスト30

先日はしばらく漫画から選ぶというのを続けていたけど、
それがひと段落して文庫へ。
SFが回ってくる。何百冊か。
ひゃっほう! 久しぶりに得意分野。
20代後半から30代前半までの
ハヤカワ文庫の水色のSFしか読まなかった時期がようやく報われた。
ほんの一瞬だけど。
どういう方針を立てて、どう選ぼう? と試行錯誤する時間がいらない。
手で打ち込んでいくのが追いつかないという状態であった。


現時点での文庫でのベスト30を試しに選んでみる。
単行本だったらテリー・ビッスン辺りが入ってくるが…


1作家につき、1作までとします。
そうしないとル=グィンとディックだけでほとんどとなってしまいそうで。


01. アーシュラ・K・ル=グィン 『所有せざる人々』
02. スタニスワフ・レム 『ソラリスの陽のもとに』
03. テッド・チャン 『あなたの人生の物語
04. ダニエル・キイスアルジャーノンに花束を
05. フィリップ・K・ディック 『スキャナー・ダークリー
06. カート・ヴォネガット・ジュニア 『スローターハウス5
07. コニー・ウィリス 『犬は勘定に入れません ―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎』
08. ニール・スティーヴンスン 『クリプトノミコン』
09. アーサー・C・クラーク 『幼年期の終り
10. 広瀬正 『マイナス・ゼロ』
11. ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 『愛はさだめ、さだめは死』
12. 安部公房 『砂の女
13. ジョージ・オーウェル『一九八四年』
14. ルイス・シャイナー 『グリンプス』
15. J・G・バラード 『時の声』
16. 半村良 『岬一郎の抵抗』
17. 小松左京 『復活の日
18. コードウェイナー・スミス 『第81Q戦争―人類補完機構
19. レイ・ブラッドベリ 『華氏四五一度』
20. ロバート・A・ハインライン 『夏への扉
21. ウィリアム・ギブスン 『ニューロマンサー
22. ストルガツキー兄弟 『ストーカー』
23. ジョン・ヴァーリィ 『ブルー・シャンペン』
24. 星新一 『ボッコちゃん』
25. R・A・ラファティ 『九百人のお祖母さん』
26. グレッグ・ベア 『ブラッドミュージック』
27. グレゴリイ・ベンフォード 『タイムスケープ』
28. ロバート・シェクリィ 『人間の手がまだ触れない』
29. グレッグ・イーガン 『しあわせの理由』
30. アンナ・カヴァン 『氷』


やはり、なんかすごい偏ってますよね。
ハードSFには全く興味ないし。
文学性と世界観で選ぶというか。