本の話

奥多摩ブックフィールドへ(中編)

土曜の続き。 奥多摩湖畔の「のんきや」で昼を食べて、また車に乗って出発。 目指す「奥多摩ブックフィールド」は2kmほどの距離。すぐ近く。 左が「麦山浮橋」方面に向かう赤い橋、 右が「奥多摩ブックフィールド」のあった旧小河内小学校という 分岐に出て…

改めて「青熊書店」の紹介です

最近、棚貸し可能な本屋が都内にチラホラと増えているようですが…… 僕ら夫婦も神保町のすずらん通りにオープンした「PASSAGE」という共同書店で 棚をひとつ借りて、先週土曜、小さな本屋を始めました。 夫が青森、妻が熊本。それぞれの故郷の本を集めて紹介…

「青熊書店」デビュー

昨日の話の続き。 皇居を散歩した後に神保町に戻ってきた。 妻と待ち合わせしてすずらん通りの「PASSAGE」へ。 書評サイト「ALL REVIEWS」が先日オープンした共同書店。 https://passage.allreviews.jp/ 仏文学者の鹿島茂がプロデュース。 その鹿島茂や大澤…

藤子不二雄A先生、逝去

藤子不二雄A先生が昨日亡くなられた。 88歳であったという。 そういえば最近見かけないな、とは思っていたが…… ご冥福をお祈りします。 藤子不二雄世代ど真ん中。 少年時代よりSF(すこしふしぎ)が好きな僕の心は常に藤子・F・不二雄にあった。 しかし、…

『津島家の人びと』

この休みに『津島家の人びと』という本を読み始めた。 数年前、神保町の古書店街の祭りで ちくま学芸文庫の絶版本のワゴンセールがあってそこで見つけたもの。 https://www.amazon.co.jp/dp/4480085386/ 太宰治の一族。 よく知られているように故郷、金木で…

『作家・庄野潤三展 日常という特別』

昨日、石神井公園のふるさと文化館で開催されている 『作家・庄野潤三展 日常という特別』を見てきた。 https://www.neribun.or.jp/event/detail_f.cgi?id=202110171634449995 庄野潤三は妻の持っていた講談社文芸文庫の『絵合わせ』を読んだことがあった。 …

本の福袋

夕方、仕事がひと段落ついて息抜きがてら図書館へ。 妻に頼まれた本を受け取る。 カウンターで利用カードを渡して、書架から持ってくるまでの間、 ふと見ると脇の台に茶色い袋が並べられていて、 「光福袋」と書かれた封が。 脇のシールには「光が丘図書館 …

田河水泡とのらくろ

毎朝、NHK-BS で朝ドラを見る。 『Come Come Everybody』の前に、『マー姉ちゃん』をやっている。 『サザエさん』の長谷川町子の姉が主人公。 今はまだ戦前で『サザエさん』の連載は始まっていない。 長谷川町子は『のらくろ』の田河水泡に弟子入り後、 漫画…

吉祥寺へ、『清原和博への告白』

久しぶりに予定のない土曜。 妻は終日、物語講座のリアルイベント。 じゃあと僕も出かけることにする。 洗濯物を干し終わって、みみたに早めに昼のカリカリを出すと着替えて 吉祥寺行きのバスに乗る。 鈴木忠平『清原和博への告白』を読み始める。 清原が覚…

ラジカセとカセットテープ

妻と妻の後輩ちゃんとの昨日のやりとり。 MDの話になった。 一回り下の後輩ちゃんは高校時代、TSUTAYAからCDを借りてはMDに録音していたという。 曲名をコンポでポチポチ入力したりしながら。 一回り上の僕はカセットテープだった。 妻曰く、高校・大学とカ…

大宅壮一文庫へ

よく晴れた予定のない土曜。 昼前に妻が、仕事の調べ物があって大宅壮一文庫に行くという。 ジャーナリスト大矢壮一が設立した日本唯一の雑誌の図書館。 前から話は聞いていたが、行く機会がなかった。 みみたに昼のカリカリをあげて、車に乗って出かける。 …

『山怪』

この夏は怪談本ばかり読んでいた『新耳袋』のシリーズ全10巻から始まって、 その続編の『九十九怪談』全10巻、『隣之怪』現時点で文庫が4巻をほぼ読みつくして、 他に面白そうなのがないか探しているうちに出会ったのが 『山怪 山人が語る不思議な話』だっ…

自分を表す33冊

以前、妻があるところで話に聞いたという「自分を表す33冊」というのを選んでみた。 なんで33冊かというと、 人生の中で本気になって読む本はそれぐらいの数なんじゃないか、とのこと。 --- 藤子・F・不二雄『ドラえもん 15巻』 ※一番最初に読んだ漫画、一…

人生100年時代

秋に受講する研修の推薦図書として リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著 『ライフシフト 100年時代の人生戦略』(東洋経済新報社 / 2016年) という本を取り寄せて読んだ。 先進国を中心に平均寿命が延びている。 100歳を超える日もそんなに遠くは…

鯨に飲み込まれた男

昨晩寝ていた時、夢うつつで そういえば鯨に飲み込まれた男の話を小さい頃よんだなあ ということをずっと考えていた。 リーダーズダイジェスト社の大型本のひとつに 『世界不思議物語』というのがあった。 古今東西の不思議な出来事を集めた図鑑のように大き…

怖い話

辛いものと怖いものはよく似ている。 ダメな人は全然ダメ。 いける人はもっともっと刺激の強いものとなってしまう。 相変わらず休みの日は『新耳袋』のシリーズを読んでいる。 ほんと怖い。 下の部屋で一人読んでいると、何かいるんじゃないかと嫌な感じにな…

神保町さくら通り・靖国通り

昨日、『おさんぽ神保町』の取材。 靖国通りから一本入ったさくら通りを歩いた。 白山通りはよく店が入れ替わるけど、 さくら通りはそこまで替わらないかな、でも最近ギャラリーが増えましたねと。 古書店街の鄙びた街並みの中にシックなギャラリーが溶け込…

神保町で爆買いを

コロナ禍の影響もあり、一年ぶりに『おさんぽ神保町』の取材。 朝一で荻窪の床屋に行ったのち、新宿のタワレコでワゴンセールをぶらぶらして 昼過ぎに神保町へ。 昨晩のNHK-BS『新日本風土記』の舞台が学生街としての神保町・お茶の水界隈で、 取り上げられ…

「玉川上水散策絵図」

先月、妻と国分寺を散歩したとき 南口を出て東京方面の坂を下ったところにある古本屋に入った。 僕が学生生活を過ごした90年代にもあったかどうかは覚えていない。 マンションか雑居ビルの地下にあって古着屋と3、4軒並んでいる。 ほんやら洞の近くにあっ…

ヤプーのこと

Wikepedia より引用。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『家畜人ヤプー』(かちくじんヤプー)は、1956年から『奇譚クラブ』に連載 され、その後断続的に多誌に発表された沼正三の長編SF・SM小説。なお、本作 品はマゾヒズムや汚物愛好、人体改造を含む…

読書というもの

妻が先週、文庫になった寺田寅彦の随筆集を何冊か買ってきた。 まだ先になるというのでたまたま目に留まった一冊を借りて読んでみることにした。 『銀座アルプス』というタイトルで、例の洋食屋のことだろうかと。 カツカレー発祥の店。 数ページ単位の随筆…

焼肉の日

今日は焼肉の日であるという。 外で食べるのもいいが、家でホットプレートで焼くのもいいか。 焼肉はカレーライスと並んで 家の中で食べるのと外で食べるのとで全く違う食べものになる両巨頭だと思う。 今までたいして気にしてこなかったが、家で食べるとき…

老猫あるいは猫子

昨晩、妻と老子・荘子の話になる。 仕事からの帰り道、『老子』を読んだのだという。 「老子のような存在が家にいる」と言うので僕は「それはみみたのことか」と。 有名な「胡蝶の夢」とは実はこういう話なのである。 「夢の中のカリカリが現実なのか、現実…

横光利一「蠅」

先日、小学校・中学校の国語の教科書で読んだ作品のうち、 タイトルが思い出せずに読み返せずにいるものについて書いた。 思い出したうちのひとつに横光利一の「蠅」があって、 岩波文庫から出ていた短編集をもう一度読み返してみた。 記憶に違わずやはりこ…

忘れてモーテルズ『いつかの夜の』/河崎秋子『肉弾』

昨日聴いて、読んで、こいつはすげえな! と思ったのを紹介。 --- 忘れてモーテルズ『いつかの夜の』 https://www.amazon.co.jp/dp/B07DFS5QWR このバンドについて詳しいことはあんまり知らない。 2年前の秋、大阪心斎橋の「Time Bomb Records」で見かけて …

『海人ゴンズイ』

先月、ジョージ秋山が亡くなった。そのニュースを先日知った。 『浮浪雲』や『銭ゲバ』辺りが代表作に挙げられるし、 恥ずかしながら僕も拾い読みしかしていないが、やはりその辺りだと思う。 でも僕が真っ先に思い出したのは少年ジャンプに連載されていた『…

マガーク少年探偵団

小学校の頃は毎週土曜の午後はバスに乗って青森駅までに出て、耳鼻科に通っていた。 とても混んでいるところで13時過ぎに診察券を入れて、呼ばれるのは早くて17時という。 待合室はいつもギュウギュウで座れず外で立って待っている人もいた。 そこにずっとい…

檀一雄の見た太宰治

年末年始に青森帰ったとき、東京に戻る前に新町の「成田本店」に立ち寄った。 このときは僕も妻も太宰治にアンテナが引っかかって、 妻は走れメロスをそれぞれ、津軽弁で朗読したものと市川悦子とが朗読したものと 二種類のCD付きの本を買った。 僕は檀一雄…

人のために働くということ

『カーネル・サンダース 65歳から世界的企業を興した伝説の男』(藤本隆一著)を 昨日から読み始めて終わりの方まで来た。 言わずと知れたケンタッキー・フライドチキンの創業者。 60歳を過ぎてから立ち上げたとはなんとなく知っていたが…… 壮絶な人生だった…

ヒロシ『ひとりで生きていく』

先日新宿の紀伊国屋書店に行ったらヒロシの本が目立つところに山積みになっていた。 『ひとりで生きていく』というタイトル。 サイン本であるという。思わず買ってしまった。特典でクリアファイルももらえた。 子供時代から群れの中に入っていくことができず…