本の話

西村京太郎

妻が図書館から借りてきた『Discover Japan』の9月号を読んでみた。 特集が「夢のニッポンのりもの旅。」ということで 鉄道関係だと 「西村京太郎さん サスペンスと列車旅」 「六角精児さん 列車と車窓と酒と」 「三陸鉄道リアス線 ひとふで書きの旅」 「黒…

ルールとメッセージ

以前、物語の読者が物語に求めるものは 魅力的な「世界観」(ワールドモデル)とその中を生きる「キャラクター」に尽きるんじゃないか、 一方で「ストーリー」は奇抜なものよりも馴染みのある類型に沿ったほうが落ち着く、 ということを書いた。 世界観には…

『大予言事典 悪魔の黙示666』

先日予言のことについて書きましたが。 MU BOOKSの一冊、『大予言事典 悪魔の黙示666』を古書で入手することができて、読み返してみた。 1982年に出版された月間ムーの別冊。 80年代半ばの小学生の頃に買って、余りの怖さに即手放してしまった。 「大予言事…

2018年の3冊

年も明けてだいぶたちましたが、昨年発売された本の中から3冊選んでみる。 新刊で話題の本もなかなか買わないし、買っても積読行きで読むのは数年後。 そんな中、出てすぐ読んだ本のいくつか。 1)ライムスター宇多丸など『ブラスト公論〜誰もが豪邸に住み…

荻窪「Title」

昨日は荻窪に用があって、午後、妻の車で。 笹目通りを下って20分もしないで到着する。 前を通りがかると「ビンギリ」に行列ができていない。 コインパーキングに停めて閉店間際駆け込む。 用事を終えて青梅街道を歩いていると妻が 「そうだ、行ってみたい店…

一ノ瀬泰造『地雷を踏んだらサヨウナラ』

今週の行き帰り、一ノ瀬泰造『地雷を踏んだらサヨウナラ』を読んでいた。 昨年、日本橋の高島屋に沢田教一の写真店を見に行った時に 沢田教一の写真集と合わせて買った。 1972年、24歳の時に単身、ベトナム経由でカンボジアへ。 もちろんこの頃はどちらの国…

ABC閉店

この日もまた、妻の教室の汁講(オフ会)に参加。 六本木の青山ブックセンターが明日6/25(月)で閉店というので皆で訪れる。 編集学校の方にばったりお会いするんじゃないかと思っていたら、やはり。 深夜にも開いていたし、お世話になった人は多いでしょうね…

本屋2.0

最近妻とよく、「本屋2.0」が来てるな、という話をする。 本屋×何か+能動的な読者とでも言うべきか。 妻がたまたまテレビをつけたらニュース番組でも特集で 最近話題の本屋が取り上げられていたという。 東京だと最近カギを握るのは「かもめブックス」なの…

本屋というもの? (続き)

昨日、本屋をこれから開くのは大変だと書いたけど、 元ジャックスの早川義夫も言うように古本屋はもっと大変で。 BOOKOFF一人勝ちで町の古本屋をなぎ倒してしまった。 ごく普通だと生き残れない。 見かけるのは専門性が高いか、 カフェと一体化しているなど…

アーシュラ・K・ル=グィン

先々週、アーシュラ・K・ル=グィンの訃報を聞く。享年88歳。 日本のニュースでは『ゲド戦記』の作者、という扱いが多かった。 (ジブリアニメの原作者というのもどこかで見たように思う。Yahoo! ニュースのトップだったか) そうか、そうだよな、と思う。 …

ノーベル文学賞 '2017を予想する

最近またボブ・ディランを聞き直している。 長年そのよさが分からないで来た。単純に合わないのだと思う。 だけどその音楽と言葉に向かう姿勢にはただならないものを感じてきた。 今回60年台、70年代のいくつかを聞いて 『Blonde on Blonde』と、ザ・バンド…

東洋文庫ミュージアム再訪

昨日は寒かったが、今日は夏が戻ってまた暑くなった。 妻がチケットをもらったというので車に乗って東洋文庫ミュージアムへ。 僕は2回目。前に来たのは4年か5年前か。 http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/ ジョージ・アーネスト・モリソンのコレクション…

『田酒を醸す』

日曜の昼、西田酒造の出した写真集『田酒を醸す』を眺めて過ごした。 平成17年度の醸造の様子を写真家、名智健二が撮影している。 つきっきりで数十日共にして酒蔵を、というスタイルは その前に「十四代」の高木酒造でも試みている。 残念ながら昨年亡くな…

とよっち文庫夏の100冊

この前の土曜、妻の友人たちと熊本で飲んでいたら そのうちの一人の方の息子が今高一で、 この夏休みにトルストイを初め、読書にのめり込んでいるという。 酔ってたのでじゃあ僕が読書リストを作りましょうかと言ったら、 是非ということになった。 題して「…

文庫の解説というもの

文庫の巻末の解説、いらないと思う。 というかいらないものが多すぎると思う。 読んでて参考になった、面白かったという解説に出会うことは 1/5 あるかないか。 9割方の解説はその内容の大半が要約とか引用で、 その要約の仕方が鮮やか、視点に唸るというの…

秘密基地というもの

坂口恭平『TOKYO 0円ハウス 0円生活』を日曜の夕方読み始めたら 思いがけなく面白く、月曜のうちに読み終えてしまった。 http://amzn.asia/9OwDleD 多摩川や隅田川につくられたホームレスの「家」を訪ねて行ったもの。 ブルーシートの中は汚れたゴミ捨て場…

『はじめての編集』

はじめての編集 [単行本]作者: 菅付雅信出版社/メーカー: アルテスパブリッシング発売日: 2012/01/12メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 119回この商品を含むブログ (20件) を見る 『はじめての編集』という本を読んだ。 http://amzn.asia/41Z2ihE 下北沢…

『ザ・ゴール』

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か作者: エリヤフ・ゴールドラット,三本木亮出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2001/05/18メディア: ペーパーバック購入: 32人 クリック: 373回この商品を含むブログ (391件) を見る 昨日『ザ・ゴール』を読み終え…

『ウルトラマンの東京』

先日の落語と日本酒の会でお会いした方がウルトラマンの生みの親で、 昨年はウルトラマン50周年、一年後の今年はウルトラセブンが50周年という話になった。 そういえば昨年神保町の古本祭りで筑摩書房のワゴンで買った文庫の中に 実相寺昭雄監督の『ウルトラ…

『物質と心』

ちょいと近況報告というか宣伝というか。 2年ほど前に編集をお手伝いした本、 (一時お蔵入りかと思われましたが)このたび無事刊行されました。 『物質と心 脳と内なる心の関係を探す、二人のノーベル賞受賞者による対話』 http://amzn.asia/4GQPSr4 ダラ…

エマ・ワトソンのブッククロッシング

昨日のドライブの間、InterFMで ジョージさんの番組「Ready Steady George!!」を聞いていたら エマ・ワトソンに関するニュースが話題として上がった。 いい話だと思ったけどその後検索してみても出てこない。 なので、いくつか補足しながら書いておこうと思…

神保町ブックフェスティバル '2016

予定のない日曜日、妻の運転で神保町へ。 この土日がすずらん通りで『神保町ブックフェスティバル』 神保町全体でも来週まで『神田古本まつり』 すずらん通りに各種出版社がテントを出して 汚れて難ありの本や、デッドストックの本が半額で売られている。 友…

神保町で過ごす

秋分の日。7時起き。雨。 荻窪の床屋へ。最近雨ばかりで寒いですね、という話をする。 10時過ぎに終わって移動。丸の内線に乗って御茶ノ水へ。 『無門関』を読み終える。 鞄に入れたつもりが雨にぬれてページがふやけてしまった。 駅前の丸善で新品に買い換…

下北沢

今日は今期担当している2教室の汁講(オフ会) 昼が下北沢となったので早めに出て久しぶりに歩く。 小田急線のホームが深くなって 構内が新しくなってから初めて下りるかもしれない。 (それにしてもこの駅は永遠に工事中?)南口を出てそのまま南に下りて…

『百物語』

百物語 (新潮文庫)作者: 杉浦日向子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1995/11/30メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 56回この商品を含むブログ (99件) を見る 先日の『百日紅』に引き続き、杉浦日向子『百物語』を読む。 その名の通り、江戸時代の怪異譚を99…

杉浦日向子『百日紅』

百日紅 (上) (ちくま文庫)作者: 杉浦日向子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/12/01メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 49回この商品を含むブログ (124件) を見る 例によって頼まれ事で取りとめもなくあれこれ調べている。 今は葛飾北斎。 図書館から…

『ドミトリーともきんす』

ドミトリーともきんす作者: 高野文子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2014/09/24メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (80件) を見る 『いちえふ』に引き続き、 一昨年の発売からずっと話題だった高野文子『ドミトリーともきんす』を…

『いちえふ』

いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1) いちえふ 福島第一原子力発電所労働記 (モーニングコミックス)作者: 竜田一人出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/04/23メディア: Kindle版この商品を含むブログ (13件) を見る 前から気になっていた『いちえふ …

SFベスト30

先日はしばらく漫画から選ぶというのを続けていたけど、 それがひと段落して文庫へ。 SFが回ってくる。何百冊か。 ひゃっほう! 久しぶりに得意分野。 20代後半から30代前半までの ハヤカワ文庫の水色のSFしか読まなかった時期がようやく報われた。 ほんの一…

読みたいマンガをリストにしてみた。

昨日ホラーについて書いたけど、ここ1ヶ月漫画を調べる仕事をしていて。 毎週テーマが変わる。 タイトルに目を通したのは4,000冊ぐらいになるだろうか。 そのうち、気になったもの、読んでみたくなったものを どんどん Amazon に入れていったらこんな感じに…