運転というもの

1月から受け始めたペーパードライバー教習もいったん6回目の今回で一区切り。
もっと続けてもよかったし、続けることを薦められもしたけど、
妻に隣に座ってもらいながら遠くまで運転することもできるようになったので
あとはまあ場数を踏めばいいかと。


最後は駐車。
世田谷通りにあるとある大きな病院の駐車場ががら空きでいくらでも練習できる。
最初は時計回りにバックして停める。


1)左に寄せる
2)停める列の奥側の線が肩の位置に来るまでゆっくり進む
3)ブレーキに足をかけて少しずつ進みながら
  右に2回転半ハンドルを切って角度を40度ぐらいに
4)ハンドル元のまっすぐの位置に戻す
5)Rに入れてやはりゆっくり進みながら
  今度は左に2回転半ハンドルを切る
6)まっすぐになるよう、ハンドルを一度戻してから
  今度は少し右に切って調節する
7)うまく入らないようなら一度Dに戻して切り戻し
※反時計回りならば左右逆転


書きだしてみるとなんてことなさそうだが、
いざやってみるとかなり難しい。
頭と体が連動せず、えーとどうすんだっけ? となってしまう。
特にバックするとき。
右と左どっちに切るべきなのかがとっさにわからない。
車の中の身体、身体の外の車という両者ががしっくり来てなくて
バラバラなんだろうな。


サイドミラーを見ても側線との距離感覚がつかめないし、
自分がまっすぐなのかどうかもわからない。
ピンと来ない。
皆どうしてんだろう?
あくまで感覚的に運転しているのか、理屈で考えるのか。


ある程度のスピードを出して走っていると
左右の距離も自分がまっすぐかどうかも悩まずよくわかる。
流れ去る風景の確度などから判断できる。
しかしブレーキをかけて停まる寸前のスピードだと
それができなくなってしまう。


自転車に乗れなくて練習していた時、
難しく考えていっぱいいっぱいになって
何をどうしていいかわからなくなって右か左に倒れ込んでしまう。
なんとか「重心ヲ保トウ」と考え出すとうまくいかない。
そんなことを忘れた頃、自転車に乗れるようになっている。
今の僕はなんだかそういうのに似ている。
簡単なことのはずなんだけど。