猫日記

昨日のこと。
みみたがぐったりとして元気がないという。
ストーブの前にうずくまって過ごし、
立ち上がるときはヨタヨタと足を引きずって辛そう。
何度もトイレに入って、最後にはキッチンのマットに吐き出してしまった。
こんな時に限っていつもの獣医は休み。


そういえば朝起きたら、いつもの皿にカリカリが残っていた。
昨日届いた自動給餌器で初めてタイマーセットしてカリカリを出してみたんだけど
いつものように走って来ない。
ポツンとカリカリの皿がふたつ。毛布の前から動こうとしない。


昨日妻が獣医のところに連れて行って、2回目のワクチンを接種させた。
本当はその後安静にしてなきゃいけなかったのに、
少し早く帰ってきた僕が猫じゃらしやいろんなもので飛び跳ねさせてしまった。
その頃には元気だったんですよね。
給餌器を見かけるとカリカリの匂いがするのか、穴の中に手を伸ばしていた。


注射したところが腫れているという。
帰ってきてみみたに謝る。
だるそうに寝そべっている。起き上がると麻痺しているのか、下半身が震えている。
明日にはよくなるといいのだが。


世話を妻に任せっきりで、症状に対してどういう状況なのか調べようとしない。
そのことを妻は怒る。妻の具合が悪い時も僕は調べようとしなかった。
そんな僕に子供ができてもうまく育てられないのではないか。


みみたの背中をなでていたらむくりと起き上がり、
投げ出していた僕の脚をバリバリとひっかいた。


元気になってもまたすぐ病院に連れて行って、去勢手術を受けさせないといけない。
なんだかかわいそうだ。
早いものでもう6カ月なのだという。


今日起きるとみみたがタタタと寝床に寄ってきた。
目覚まし時計で僕が起きる、そしてカリカリを皿に入れてくれる
ということがわかっている。
歩く姿におかしなところはない。何事もなかったかのよう。
よかった。