「ニューヨークが生んだ天才写真家 ソール・ライター展」

9日金曜の話の続き。
ボーナス支給日ということもあってこの日は有給。
朝いつも通り起きて妻と公園までウォーキング。
月イチの経過観察の後、新宿ヨドバシ、中野ブロードウェイの住友にて天ぷらにビール。
渋谷のタワレコで取り置きのCDを受け取って、表参道まで歩いていく。
表参道ヒルズで服を買い、駅に戻って「A to Z Cafe」で妻と落ち合ってランチ。


その後渋谷まで歩いて戻って
Bunkamura のザ・ミュージアムでソール・ライター展を見た。
先日、二子玉川に行ったときに田園都市線の中で広告を見かけて、気になっていた。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_saulleiter/


ニューヨークの写真家。
画家を志してニューヨークへ。写真と出会う。
しかし芸術家としての写真では食べていくことができず、商業写真家の道を歩む。
一流誌『Harper's Bazaar』のカメラマンとなる。
一線を退いてからは隠遁生活を送っていたようだが、
若い頃、40年代から50年代にかけて撮影した個人的なカラーフィルムが見つかる。
当時はお金がなく現像できなかったものだ。
半世紀を経て90年代にようやくそれは日の目を見る。
21世紀に入って初の個展を開催し、
世界に「発見」された時には既に80歳を過ぎていた。


美しい背景を背にして美しい衣装を着た美しいモデルが
何気ない瞬間に見せる表情を捉えた
『Harper's Bazaar』時代の写真も十分素晴らしいんだけど、
やはり個人的に撮り進めていたカラー写真の鮮やかさ足るや!
乾いたニューヨークの街並みが雪に覆われているなど
白と黒を基本とした簡素な風景に差し込む赤い傘であるとか。
赤、黄、茶色の暖色が多く、青や緑の寒色は少ない。
ふんわりと優しい。「都会の田園風景」と呼ばれたのもよくわかる。
写真というものもまた
この世界をどのように見るか、切り取るかという視点なんだな。


平日の午後に入ったのにそこそこ混んでいた。
土日だとけっこう並ぶかもしれない。