「DREAMS COME TRUE – CONCERT TOUR 2017/2018 THE DREAM QUEST」初日

年に一度の妻とのドリカムツアー、今年は
さいたまスーパーアリーナで最新作『The Dream Quest』のツアーの初日を。
(年明け2月に同じツアーの名古屋公演も見ることになっている)


今日も終日雨。
電車じゃ辛いと3時半ぐらいに車で家を出る。
首都高に乗ったら20分ぐらいでさいたま副都心まで着いてしまったかな。
高速を下りてからの渋滞でそこからさらに20分かかってしまったけど。
行ってみたら案外近かった。
帰りは高速を使わず下を通っても30分もしないですぐ着いた。


Coccon というショッピングモールの駐車場に停めて、さいたまスーパーアリーナへ。
まずは物販。巨大な建物の中がそのままアリーナとなってるわけではなく、
アリーナをすっぽり覆うようになっている。
その隙間となった階段状のものすごく広いスペースが
物販のエリアとなっていて全然並ばずに買うことができた。
これはいいな。武道館や東京ドームだと外にそういうスペースを作らなきゃならなくて、
かなり並ぶことになる。さすがドリカム、手慣れてると感心した。
というかいつもこうなのかもしれないけど。
以前レディー・ガガやマドンナを観に行ったときは物販に行かなかったのでよくわからず。
このスペースにツアー用にデコレーションされたトラックや
アルバムイメージをもとにしたふたりの黄金の像が飾られていた。


アリーナに入る。
僕がこれまで見た中では多くがそうだったけど、センターステージ。
客席がステージを取り囲む。
席は2階のかなり下の方でけっこう近くから見ることができた。
17時、開演時間がくると場内の明かりが全て消えて、
黄色のライトスティックが無数に灯され、
蛍でいっぱいになった河原のようになる。
「決戦は金曜日」から「JET」へ、というオープニング。
ここでとんでもないアナウンスが。
『The Dream Quest』のツアーなのでアルバムの曲をやるのは当然のことなんだけど、
今回思い切ってアルバムを曲順そのままに再現してみようと。
えー! 君らは Pink FLoyd か!?
でもそれだとすぐ終わってしまうからワンダーランドやウラワンでやらなかった曲もやりますということで。
前半が「連れてって 連れてって」などのウラウラベスト、
後半が『The Dream Quest』丸ごとという二部構成となった。


この「アルバムの曲順に演奏」というの、何も考えてないようでいてかなり頭を使う。
アルバムを聴いたことのある人、というかコンサートに来るぐらいだから何度も何度も聞き込んでいる。
だから次にどういう曲がくるかよくわかっている。え? その曲やるの!? という驚きがない。
それで飽きさせないようにするというのは相当な自信や体力がないといけない。
よく練られた楽曲やアレンジの巧みさ、演奏の確かさがないとそもそも成り立たない。
それだけではく、ステージセット、ダンスパフォーマンス、照明、
○○を××して、□□を◇◇するその組み合わせ、
それら全てをひっくるめた一曲ごとの演出が手を変え品を変え引き出しが豊富で、
それぞれの曲に新しい光を当てていく。
結果、次の曲を知っていることが何のデメリットにもならない。
むしろ、アルバム全体を通して語られたストーリーの流れが身体にぐいぐい入ってくるようになる。
中村マサさんがアルバムの解説に
「最初は必ずアルバムを一枚通して聴いてくれ」って書いてたのがよくわかった。
ほんと、「秘密」や「その日は必ず来る」「あなたのように」といった曲は
CDで聴くよりも断然ライブの方がよかった。


アンコールは Funk the Peanuts が登場して Kinki Kids に提供した曲をやったり、
僕が初期歌謡曲時代最大の名曲だと思う「北緯43°」だったりで。
他にも定番のあの曲やこの曲も。
アリーナを埋め尽くした2万人の合唱がすごかった。


僕はこれまで『Attack 25』のツアー、ワンダーランドの夕べ、ウラワンと見てきたけど、
今回のが一番よかった。初めて、満足した。
二部に入る前に着替えの時間に入る。
バンドメンバーだけによる楽曲を演奏してつなぐのが普通だけど、
このタイミングで新作のレコーディング風景の映像を流して、キーボードの方が即興で? 演奏をつけた。
こういうアイデアのひとつひとつが素晴らしかった。
九州新幹線の CM のための「九州をどこまでも」が終わった後の◆◆を■■であるとか。
この企画・準備大変だっただろうな。
しかも今日が初日。ギリギリまで調整や確認が入っただろうし、前の晩眠れただろうか。


終わって、20時前。
Cocoon の KUA' AINAハンバーガーを食べて帰ってくる。
両隣もドリカムを見てきたばかりの方たちだった。


ゲストとして、VIP席に浅田真央
浅田舞も隣にいたのに紹介されず…