パーティー

結婚式は家族ですることになったものの、披露宴は?
さて、どうしたもんかと引き延ばしているうちに
新婦の大学の友人たちがお祝いのパーティーを開催してくれることになった。
だったら、と新郎の側も大学の友人を呼ぶ。
国分寺・小平を中心としてどちらも近いところで学生生活を送っていた。
もしかしたらすれ違っていたかもしれないと。


東京駅近くの店の個室を貸切、
新郎新婦席が用意されて二人の写真が額に飾られていた。
だけど二人ともそこにおとなしく座ってることはなく、
それぞれの友人たちの席で賑やかに飲み始めた。
もちろん僕はさっそく瓶イッキ…
最初はふたつのテーブルに分かれて座っていたのも
ほどよく混じり合って楽しく過ごすことができた。
最後に出席の皆さんへの御土産を渡す。
「いのち」などの青森のお菓子と
「すずめのたまご」など熊本のお菓子を詰め合わせたものをつくって
その中にメッセージのカードを入れた。


一次会が終わってここでいったん別々に。
僕らは皇居から歩いて千鳥ヶ淵の桜を見に行った。
東京の開花宣言から2日か3日経過、一番いい時期に見ることができた。
終日曇りで雨がポツポツと降っていて、日曜だというのに人出も少なかった。
そのまま靖国神社に入って屋台を覗いて熱燗を飲んだり、ビールを買ったり。
僕はフランクフルトを食べた。
花見客はやはり少なくて、今年の桜を見るならやはりこの日だったかと。
来週末には散っているだろう。
千鳥ヶ淵を引き返して半蔵門の「巨牛荘」へ。
プルコギを食べたのち、ケジャンのタレの入った焼きうどんを。
これはおいしいと皆に満足してもらえた。


19時を過ぎてこの後、妻たちのグループと合流なんだけど
巨牛荘」から半蔵門の駅までが遠く、
大手町の駅に着いてもそこから日本橋の店までが遠く。
けっこう歩かせてしまった。
店に入るとかなり出来上がっていて、一人は飲みすぎでダウン、
もう一人も先ほどまで行方不明になっていたようだ。
閉店時間の22時まで飲み続けた。
僕らは東京駅から帰ったけど、その後何人かはさらに飲み続けようだ。
後から聞くと最終を逃してビジネスホテルに泊まったり…


企画当初はうまくいくかな、と思ったけど
同じ時期に同じ場所で過ごしていたことで会話も弾み、
共通の友人・知人がいたり。
あの時合コンで出会ったアタックした子は同じクラスで…、とか。
裏話に盛り上がる。
先輩たちからは子供は一人でいいから持ったほうがいい、
人生観が変わると何度も力説された。


酔っ払い、飲みすぎて電車の中は寝て過ごす。
疲れ切った妻は二子玉川を出て頭が痛いという。
抱きかかえるようにして家に帰ってきた。
水を飲ませて、階段をささえながら上って、妻を布団に寝かせる。