松屋という店

昨晩久しぶりに松屋に入った。並、玉子、サラダ、豚汁変更。
松屋の豚汁って普通にうまいと思う。
この手の店の豚汁って何年か前に流行ってみなこぞって出すようになったけど、
具が貧弱だったりする。


松屋の牛定って学生時代とてもお世話になったなー。
寮の食事以外で最も手っ取り早くかつ値段も手頃に野菜を食べることができた。
もちろん鉄板で焼いた牛肉そのものもうまかった。


今から20年近く前、1993年に上京した僕からすれば
松屋吉野家といった牛丼・牛めしの店というのは
ちょっとしたカルチャーショックだった。
毎日1時間半かけて自転車通学していた僕の生活圏において
ファーストフードの店って、青森駅前、新町の方にミスドロッテリア
サンロード青森の方にマクドナルドがあっただけ。
何店舗もあるではなく、市内で1個というレベル。
当時はコンビニもサークルKとデイリーヤマザキだけだったように思う。
セブンイレブンもファミマも進出していない。
というか全国チェーンの店というものがそもそも、あんまりなかった。
吉野家なんていうのはテレビで名前だけは聞く幻の…、という感じだった。
バイパス沿いは違ったのかな。
それでも地方限定のファミレスばかりだったような。


そんな僕にとって、中央線の駅どこを降りても
駅前のごちゃごちゃしたところに必ずある松屋って
「すげーな」っていうか、東京のリアルな姿の象徴のようで。
上京して何日目かという時点では
見かけても入るのに勇気が必要だったように思う。
そもそも券売機で食券を買うということが青森ではなかった…
(立ち食い蕎麦ってものがもしかして今も青森には無いのかも)