青森で１週間が経過したことになるのか。
明後日には東京に戻るかと思うと時の経つ早さが身に染みる。
休暇が終わって仕事のことを考えるとぐったりくる。
８時に起きる。
朝は納豆ごはんと野菜サラダ。
昨晩少し降ったので雪かきをする。水気を多く含んだ雪。
掃除機をかける。回転するブラシのモーターの調子がよくない。
NHKスペシャルの『日本人はなぜ戦争へと向かったのか』の下巻を読む。
昼は「Adesso」へ。出る前に母が電話で予約をする。
12時少し前に到着すると車が２台別々に駐車場に入ってきた。
店内はガラガラだったけど予約でいっぱいで、一組諦めて帰っていった。
スパゲッティだけのランチコースにするつもりが、
それだけだと腹が空くだろうと母が言って
ひとつ上の肉料理のつくランチにする。
母は「白菜とサラミのペペロンチーノ」
僕は「かぼちゃのクリームソース」
まるで代官山のようなイタリアンの店。
夫婦二人で切り盛りしている。料理だけではなく、内装も音楽もいい。
最初に来たのは学生時代？ 少なくとも10年は経ってるように思う。
最初、こんな辺鄙なところでこんなおしゃれな店、
大丈夫かなと思ったけど長く続いている。いいことだ。
待っている間、食べている間、母とあれこれ話す。
昨年の正月、mont-bell でフリースを買いなさいとお金をもらって
東京に戻って次の日だったか、さっそく買いに行ったこと。
それが新宿の店で。どの辺にあるのかと。
南口や新南口の辺りはガラッと変わって母の知ってる新宿とは変わっていること。
母が働いていた頃、歌舞伎町の途中の大きなトンカツ屋で食べたということ。
「さくらや」はどうしたのかしら、とか
昨晩見たテレビ番組で有吉とマツコ・デラックスが
伊勢丹のとても高級そうなメンズ館で買い物をしていたとか。
２月に会社の後輩たちと紀伊勝浦へと温泉旅行に行くこと、
その前後で伊勢神宮を訪れるつもりでいることを話す。
そういえば28日、家に帰ってきて早々、
遷宮の寄付をした友人のところに送られてきたという
伊勢神宮の分厚いパンフレットを「トヨヒコ、読む？」ともらった。
行き帰り田酒の「西田酒造」の前を通る。
空は晴れていて、雪は降りそうにない。
屋根から玄関に落ちていた雪を片付ける。
『日本人はなぜ戦争へと向かったのか』を読み終え、
ミネット・ウォルターズ『遮断地区』の続きに戻る。
帯には「現代英国ミステリの女王」とある。
2014年版の「このミス」で２位、「ミステリが読みたい！」で１位
低所得者層の押し込められた地区で起こった
小児性愛者排斥のデモは暴動に発展し、
一方その近くで少女の誘拐事件が発生し…
確かに読んでるとやめられない。
夕方、温泉銭湯。途中から客が僕ひとりになり、ゆっくり入る。
壁の絵がこれぞ銭湯って感じの浜と島を描いた味のあるもので
脱衣所も売ってるタオルやコーヒー牛乳が昭和の匂い。
iPhone でこっそり写真に撮りたいと思うが
何らかの変質者と思われそうでやめておく。
許可を求めたらそれはそれで話題にされそう。
夜、頂き物の鯛を焼いて、茶碗蒸しの残り。
引き続き『遮断地区』
