青森帰省7日目

8時前に起きる。
昨晩は『火車』を読み終えて、その後市川春子『虫と歌』へ。
初期作品は感覚的でストーリーらしいストーリーがない。
短編集ということでは『25時のバカンス』の方が段違いにいい。


今日も雪かきはなし。空が晴れている。
1日は道路が乾いていたが、
2日は降ったり止んだりで庭のあちこちが凍っていた。
部屋に湿気が多く、
今回持ってきた本のページの端が膨らんでくっついている。


朝食はお節。箱根駅伝の合間に掃除機をかける。
別院に新年の書初め。今年の一字は「燈」にする。


箱根駅伝東洋大が圧倒的な強さ。7区・8区で区間賞。
シード権争いや繰上げスタートなるかどうかの方が面白い。
一時は6秒の間に10位を挟んで6校がひしめくという大混戦。
今回学連選抜が出てないんですね。なんか物足りない。
東京経済大や筑波大といった
出場の果たせなかった各校スター選手が選ばれるので案外速い。
学連選抜がシード圏内に入ると来年の枠がひとつ増える。


青森光星学院出身のランナーをちらほらと見かける。
高校野球は秋の東北大会を確か優勝したんだったか。


CMはやはり妻夫木聡の「大人エレベーター」がいい。
リリー・フランキー北野武仲代達矢など。
あと、ビアホールを自分たちでつくるという
奥田民生滝川クリステルなど。


東洋は「山の神童」柏原が抜けたあと
どういうチームをつくるかが課題だった。
それが2年ぶりの優勝、11時間を切って歴代2位の総合成績。
(1位がその柏原が4年で最後となった2年前)
今回の2位駒沢も11時間を切って歴代3位の記録となるのだという。
この2強の余りのレベルの高さ。
3位の日体大がトップから11分空けられていて、
9区の時点で20分経過による繰上げスタートが8校ぐらいあったのか。
今回は記念大会ということで23校。
こんなに出す必要はなかったんじゃないか…


昼はお節も飽きてレトルトのハヤシライス。
2月の中旬に会社の後輩たちと紀伊勝浦の温泉に泊まる。
前後に休みをつけて名古屋に行くかと最初考えていたのが、
そうだ伊勢神宮に行こうと。
アクセスやツアーを iPhone で調べる。


中村喜春『江戸っ子芸者一代記』を読み始める。
英語の話せる芸者ということで重宝され…、という人。
LINEでやりとりする。ふなっしーのスタンプを購入する。
夕方から雨。やがて大粒の濡れ雪へ。
温泉銭湯に入りに行く。
帰ってきて缶ビールを飲みながら『江戸っ子芸者一代記』の続き。
夜はお節の残り。
どこの店のかは分からないけど、ここのはとてもおいしかった。


夜は焼酎を飲む。窓の向こう、屋根から落ちてくる水滴の音を聞く。
次の本、ミネット・ウォルターズ『遮断地区』の冒頭を読んで、
市川春子宝石の国』へ。