551禁止の是非

551の豚まんを新幹線の中で食べることの是非が論争となっている。
狭い車内であの匂いは強烈だから、禁止にするべきだとの声が高まっている。


「「551蓬莱の豚まん」が新幹線で食べられなくなる日」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180313-00000026-zdn_mkt-bus_all
「“豚まんニオイ論争”に結論? 大阪のオバちゃんの珍提案」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180319-00000004-nkgendai-life


記事の中ではかつて、車内でのたこ焼きが禁止された経緯が綴られている。
クレーマー社会の広がりと共に次は豚まんというわけだ。


饅頭こそ食べないが、新大阪の駅ナかで買って帰りの新幹線の中で
缶ビールと共に食べる焼売、海老焼売、餃子のうまさといったら!
出会って以来、新大阪の駅で他のものを買って食べたことがない。
でもまあ嫌な人は嫌だろうな。
僕は隣の人や前後の人から文句を言われたことはないが。


じゃあ、551は実店舗がいくらでもあるんだからそこで食べればいいじゃないか、
となるんだけど、試してみるとそれがなんか違うんですね。
味はそのままでも、ものすごく物足りない。
新幹線の中で夜、缶ビール共に食べるからこそあれはおいしい。
だから 551 が東京に進出すればいいというものではない。


上の記事でも書かれていたけど、
そのうちに車内での弁当や飲酒も禁止になるんじゃないかと。
それは困る。新幹線に乗る意味がなくなる。
というか、だったらノートPCを打つことも禁止になるだろうし、
泣いている子供はどうなるんだと。
何ごとも度が過ぎたらアカンというだけのはずなのに、
なし崩し的におかしな議論になっていきそう。


記事で提案されていたように
喫煙車両同様、飲酒車両をつくるべきか。
でもそうなるとやがて全席禁酒となっていく。
551に関しては喫煙スペースみたいに 551スペースがあってもいいのかもな。
立ち席でそこで食べるという。
というか、食堂車を復活させればそれで済む話じゃないか。
そこで 551の豚まんやたこ焼きを売ればいい。


なんで今はないのかというと、コストに見合わないのだろう。
食堂車一両分、乗客が減ることになる。
東京大阪間の特急券・乗車券に比べたらそこでの飲食などたかがしれている。
料理人の人件費すらまかなえないかもしれない。
だったらやはり車内販売を充実させるより他はない。
そして堂々巡り。


なんだかなあ。
たこ焼きや 551 を禁止するのは簡単だけど、
その前に空調設備を改善できないかなど
検討すべきポイントはどこかにあると思うんですよね。