東京マラソンを見に行く

昨日は休日出勤。ようやく休み。
確定申告の書類を仕事の合間に用意して、最寄りの玉川税務署のホームページを見てみたら
今日と来週の日曜はやってるみたいなので朝イチ、8時に起きて持っていくが休み。
玄関に貼り紙してある。書類作成の相談会が渋谷で開催とあった。わかりにくい…
一度家に戻って封筒に詰めてまたもっていく。
夜間用のポストに投函する。


そんなわけで朝から眠い中、妻の友人が熊本から来て東京マラソンを走るというので応援に行く。
今月からジョギングを始めて、僕もいつかマラソンの大会に出てみたいと思う。
次の東京マラソンはダメもとで応募してみようかと。
なのでどんなもんか見てみたいという気持ちもあり。
そもそも沿道から観戦とか応援ってしたことないんですね。


9時スタートでその頃家を出る。
大井町線から三田線に乗り換えた辺りから応援の人たちを見かける。
地図や幟や音の出るのを手にコースや天候のことを話している。
揃いのTシャツを着ている人たちもいる。
三田で乗り換えて浅草線泉岳寺へ。
地上に出た辺りが15km地点でその先の品川が関門ポイント。
所定の時刻よりも遅れたら失格となるらしい。


もうひとり加わってこちらは3人となる。
沿道は大勢の人たちが声援を送っていた。
知り合いが出てるから見に来た人たちもいるし、
お祭りに加わりたいという人たちもいるのだろう。
その合間合間にAED担当やゴミ拾いのボランティアがいる。


東京マラソンは仮装して走る人が多いと聞いていたけど、
確かにあちこちこれでもかこれもかと走っていた。
やっぱふなっしーがよく目につきますね。根強い人気。
一方でくまモンは下火。二年目よりもぐっと減ったと妻は言う。
妖怪ウォッチのジバニャンやアナ雪のオラフなんてのが新しいのか。
定番どころではミッキーマウスとミニーマウス、マリオとルイージ
ふたり一組で走るときに男女のペアだと前者、男同士だと後者となるのか。
キャプテン・ハーロックとかドラゴンボールの悟空とかタイガーマスクとか
その世代ごとのヒーローに扮した人もいる。
あからさまに女装してる人たちも多い。
パンダとか猫とか、東京タワーや富士山とか、
茄子やさやえんどうや台湾バナナとかわかりやすいも人もいれば
なぜかわからないけど自販機とか意図不明、それが何なのか不明な人もちらほらいた。
でも、ドンキで買ったのよりは不細工でも手作りの被り物のひとの方が好感持ちますね。
一番秀逸だったのはマイケル・ジャクソンかなー。
「あ、マイケルだ」と言うと、わざわざ立ち止まって「ポゥー」とやってくれた。
毎年出場しているという十字架を背負ったキリストは見かけなかったな。


そういう仮装の人たちの多くが沿道沿いに走っていて
観客が手を差し出すとハイタッチしていく。
そのためだけに走ってるような人もいる。


ユーストで中継してるのかなんなのか
ビデオカメラを肩に固定して自分の顔に向けてずっとしゃべり続けてる人や、
ドキュメンタリーの撮影なのか併走しながらランナーを撮っている人たちもいた。
自撮りの棒を持ってる人なんてのも今年ならではだろう。


一番鬼気迫るのは背中に小さな子供を背負ってた人かな…


妻は友だちが今どこか走ってるのか、アプリを立ち上げて確認する。
GPS と連動している。今やそんなのもあるんですね。便利だ。
アプリ開発元にとってもいいアピールになるのだろう。


その友だちはかなり後方を走っていた。
5時間台のペース、5時間半台のペースなど
ペースランナーと一緒に走っていく集団がいくつか過ぎていって
仮装する人も少なくなってくる。歩きだしている人も目につくようになる。
最後尾ともなると走るのに精いっぱいでそんな余裕もないか。
僕はこれまで仮装する人たちってのは冷やかしでやってるのかと思っていた。
そうじゃないんですね。
普段からランニングしていて本当に走れる人たちでないとあんなの無理。
無駄に風にひらひらする衣装とか巨大なアフロのかつらとか
ショートケーキをかたどった箱で全身覆ってるとか。
確かに側で見ていると颯爽と走っていく人たちが被り物をしているからこそ、かっこいい。


ようやく友だちが過ぎていった直後審判団の車がゆっくり通り過ぎて
その後走れなくなったり関門時刻を過ぎた人たちを乗せた収容バス(はとバスだった)が連なって
容赦なくドナドナしていく。
地下道をくぐって反対側の出口へ。
品川の折り返し地点を超えて、引き返してくるのを待つ。
友だちはもはやギリギリ。
立ち止まって僕ら応援側と話していたらスタッフの方に
「早くしないとタイムアップになってしまいますよ」と促された。
しばらく見ていると最後のランナーが。おばあさんだった。
この頃には声援が大きくなるなんてことはなくて沿道も閑散としていて立っていると寒い。
おばあさんに掛けられる声もまばら。
そのすぐ後にドナバス(と妻たちは呼び合っていた)が通過して、
最後尾に清掃車。ボランティアスタッフたちが車道のコーンを片付けていった。


浅草線に乗って新橋で下りて、20km地点の内幸町へ。
ここで友だちを待つ。あと2分で制限時間です、と何度も繰り返される。
鐘も鳴らされる。果たして友だちは間に合うのだろうか…
GPS で見てるとどうもダメそう。
線が引かれて、ここから先は失格とランナーが横断歩道の前で待たされる。
そこに歩いてきた友だちが加わる。
完走ならず。しかしここまで来れただけでも満足なようだ。
妻たちは浅草までは行けるかな、なんて話していた。


その後昼を食べに行く。
ゴールのお台場は大変なのだという話をする。
出口が一つしかなくて混雑していて疲れ切っているところにあれはしんどいと。
スタートも一斉ではなくてクラス別だったので初級者は20分以上過ぎてからであって、
だからといって関門時刻がその分遅れるのかというとそれはなし。
いくら仮装しているからと言って初心者向けの優しい大会ではなさそうだ。


千葉の奥で「スイカマラソン」という大会があるようで
10kmのコースがあるみたいなので僕も出ることになる。