今はなき名店たち その5(神保町周辺篇)

前回神保町だったので、今回はその周辺へ。


「醤油ラーメンなら藤崎奈々子」(水道橋/ラーメン)
 藤崎奈々子、と言われても全然知らなかったのですがアイドルだったんですね。
 飲食店を手がける芸能人は多いですが、まあそのひとつ。
 大阪を中心にとんこつラーメンの店を開いて、東京ではなぜか醤油。
 ものすごく分厚い油だったなあ…、いや、あれは体悪そうな。おいしい以前に。
 神保町には LUNA SEA 真矢プロデュースの「天雷軒」というのもあったが、閉店している。


「Randy」(水道橋/ハンバーグ)
 僕も知らなかったのですが、2016年3月閉店。
 挽き肉というよりも粗引きのステーキ肉を固めて焼いたかのような。
 ソースがバター、ガリマヨ、ゆず胡椒、トマトガーリックなどたくさんあった。
 100g単位で大食いちゃんレンジできて、小川町の「ザ・ハンバーグ」で1.5kg完食したので
 ここでは2.0kgに挑戦したものの…、1.2kg辺りでギブアップ。リベンジ果たせず。


「KANCHANA」(九段下/カレー)
 九段下の片隅にひっそりと構えていた地味な店。
 だけどおいしさで言ったら都内ベスト5に入ったなあ。
 コロンボとかカシミールといったカレーがあったように思う。
 まろやかなのにしっとりと爽快な辛さ。完成度が高かった。
 インド人のやってるインドカレーの店は神保町にたくさんあって、そちらはつぶれないという不思議。


九段会館ビアガーデン」(九段下/ビアガーデン)
 夏になると毎年通ってました。バニーガールがいるんですけど、
 知的で明るくて、場末のバドガールのような品のないバイトとは大違い。
 アメリカやイギリスの由緒あるところならこうなんだろうな、と思わせました。
 しかし残念ながら東日本大震災九段会館は唯一の死傷者を出し、建物自体閉館。
 古い建物だったからしょうがないんだろうけど。あのときのバニーはどうしているのだろう?


「ラーメン稲垣」(神田/ラーメン)
 神田駅前に「ほうきぼし+」という坦々麺の店があって、定休日日曜のみ「ラーメン稲垣」となる。
 当時は修行中とのことだったけど、今はここでやってないのだから無事独立できたのだろう。
 いや、今 twitter を見たらそのまま「ほうきぼし+」になった??
 月替わりのメニューが1日限定100食。「鶏煮干つけ麺」「逆襲の豚ソバ」「鯛々麺」「特濃鶏ソバ」など。
 確かにこれはわざわざ日曜に来て並ぶ価値があった。なお店内は大音量でももクロが流れていた。