Untitled

よく晴れた月曜の夜
僕は裸になって首輪をつける
犬に引っ張られて散歩する
街行く人が目をそらしている


四つんばいは難しいから立って歩く
同じように首輪をつけて
向こうから裸の女性が歩いてくる
猫に引っ張られていた


すれ違うときに彼女は僕に向かって何かを囁いた
だけど僕の知っている言葉ではなかった
振り返ると彼女は街行く人に声をかけられていた
僕は家に帰ると服を着て眠りについた