この前の金曜に「世界の終わりに」の社内での上映会を行った。
思ったよりも多くの人が来てくれて、ありがたく思う。
自分の作品を見てみる。
会場として借りた「プレゼンルーム」は楕円形に席が並んでいて、
スクリーンは最大5個利用可能。その5個を全部使う。
例の、手ぶれ補正のエフェクトを全編にまぶしたら画質が落ちるという懸案、
最終的にはかなり低めの数値で設定したので画質が落ちてないはず、
と思っていたのに、大きなスクリーンで見たら随所で画質が落ちていた。
ゆらゆらと揺らめいている。がっかりする。
これだったら手ぶれ補正いらないな、
と土日に再編集してエフェクトを全部削除してしまった。
音も案の定よくない。家のテレビでは聞こえていた音声が、
恐らく高価な(?)あちこちに配置されたスピーカーシステムでは聞こえなくなる。
特にマイクから離れた、周辺で交わされた会話。
ことごとく聞こえない。
そもそも声が聞き取りにくい。マイクに近かった僕の声以外は。
内容がどうこうとかいうのは眼中になく、
技術的な落ち度ばかり探してスクリーンを見つめることになる。また落ち込む。
この画質がよくないバージョンでコンテストに応募してんだよな。締め切りギリギリだったので。
「あーあ」という気持ち。
見終わった後も誰も映画のことは語らず・・・。
出てきた意見も少しだけで、
「今回は短くてよかった」とか、「手持ちの映像は酔う」とか。
前作「29」の方が好きだという意見もあり。
面白いかどうかで言ったら、誰も大きな声では言わないが、
面白くなかったんだろうなと思う。というかなんだかよくわからない。
そもそも「世界の終わり」とか言ってる時点で興味が湧かないか・・・。
DVD に焼いてくれという要望が多かったので
これから先はオーサリングソフトをボーナスで買ってタイトルを作って
焼いて焼いて焼きまくって配布する。
はあ、やることはたくさんあるもんだ。
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出演者の名前を間違ってたというのもあって、
土日にちょこっと再編集して、見直してみる。
客観的に見て、自分としてはこれが最もよくできた作品だというのは変わらず。
自分の好きなように作った個人的な作品ということでは
「砂の映画」「29」の方が愛着あるんだけど。
「世界の終わりに」は
こういうふうにしたら映画というパッケージとしてまとまりやすい、
受け取りやすいだろうと考えながらつくった作品なんだけど
そもそもそういう観点のスキルがないから相変わらずぎこちないままなのか。
下手なことは考えず、好きなようにやってた方がいいのか。
難しいものである。
次回作は前々から言ってたゴルフもの。
土日に企画をあれこれ考えていた。
出演者募集。