「Live Laugh Love」

昨日雨の中、生活に必要なものをあれこれ買い換えるために新宿のハンズへ出掛けた。
(シャワーカーテン、バス用スポンジ、流しのゴミ受けなどなど)
2Fの入り口はクリスマス用のデコレーションで真っ赤な色が鮮やかで、
休日ってこともあって賑やかで華やいだ雰囲気があった。
エスカレーターで上り下りしていると、
どこかの階の高島屋にてクリスマスセール用のポスターが貼っているのが見えた。
「Live Laugh Love」と書かれていた。
帰りに、高島屋のクリスマス用ギフトの分厚いカタログが配られているのをもらってきた。


例によって今年もまたクリスマスには何の縁もない生活。
こういうカタログを見たところで、誰かのために買ってプレゼントするなんてことはない。
それでも、なんとなく、どういうものが載っているのだろうと見てみたくなった。


初めの方はこんな感じで並んでいた:
「1930年創業、英国王室御用達のぬいぐるみブランド<メリーソート>の2006イヤーベア。\8,400
「<フォション>創業120周年記念のシャンパン。\23,100
「フェミニンなファッションが人気の<ミリー>のドレス」 \53,550
1920年代の希少なヴィンテージパーツを使った<ルル・フロスト>のネックレス」 \81,900
「<コールハーン>パンプス(ブラックベルベット)」 \39,900


以下、ラグジュアリー、レディス、アクセサリー、コスメティックとコレクションが続く。
有名ブランド勢ぞろい。
(ちなみに僕は欲しいもの、1つもなかった・・・
 強いて言えばクリスマス・ディナーセット)


ポイントは、ほとんどが10万以下だということだろう。
中流ならば手が届かなくもない、年に一度の贅沢。
自分のために買ったり、贈り物にしたり。
そういう幸福が世の中にはあるんだよなー、ということに、ふと思い至る。
あるいは、買うことはなくとも、カタログを眺めてうっとりした時間を過ごすという幸福。


世の中にはいろんな種類の幸福があって、それぞれにその楽しみ方がある。
クリスマスと言ったって単なる季節モノの商戦の1つじゃないか、と言ってしまったら見も蓋もない。
斜に構えていたらいつまでたっても身近な幸福には手が届かない。
11月後半になって世の中がそういうムードだと言うのなら、
自分もまたそれとなく騙されてみる、そこに乗っかってみるということも大事なんだろうな。
・・・なんてことを思った。
「クリスマス?関係ねー」と言ってるばかりじゃなく。


なんにせよ、今年の24・25は結局のところ休みもなく働いてそうな気がしますが・・・
ああ、「クリスマス・イヴ」手当てが支給されてほしい。
年末年始に出勤して働いたら出るヤツ。あれを、イヴの夜にも。