青森帰省5日目

okmrtyhk2007-02-22


(2月20日)


朝8時起床。朝食後掃除機をかける。
昨日も帰ってきてから温泉に行ったときのことを打ち込んでいったが、
今日もまた引き続きその作業を夕方まで。
昼は鍋焼きうどん。
冬に帰省したときは必ず1度は母の作る鍋焼きうどんを食べる。


「モリガ・オリソヴナの反語法」は昨日夜読み終わり、
その圧倒的な読後感が冷めやらぬうちに
今度は「神の子供たちはみな踊る」を読み始める。
阪神大震災を創作のきっかけとした連作短編集。
薄くて活字が大きいのですぐにも読み終わる。
うーん。村上春樹のこれまで書いた中では、僕としては今ひとつだな。
村上春樹の思考パターンを受け継いだロボットが書いたかのよう。
どこをどう取っても村上春樹の文体と内容なんだけど、何かが足りない。
つーかね、どっちかと言えば村上龍の短編に似てる。


夕方、銭湯へ。
前の日は銭湯が休みの日だったため混んでるかと思ったらそうでもなく。
一人きりになって湯船に浸かった。
そういえば初日だったか、中学の同級生によく似た男性が後から入ってきた。
顔馴染みのじいさん連中に挨拶する声も記憶通り。
でも、銭湯の中ハダカでいるときに見知らぬ人に声をかけるのはさすがにためらわれる。
違ったときのバツの悪さと言ったらない。


帰り道、線路のところの焼き鳥を買う。屋台というか、立ち食い。
帰省して夜、銭湯に入る度にいつも気になっていた。
しかしいつだって客がいて混んでいる。
近くに住んでいる人、近くの工場かなんかで働いている人、部活帰りの中学生。
多いときには車が何台も停まって、焼き鳥が出来上がるのを待っている。
珍しく停まってる車が1台で、外で待ってる人も1人だけだったので
これならいけるんじゃないかと意を決して暖簾をくぐる。
タン、レバー、鶏皮、ねぎ皮を1本ずつ注文する。
もっと買いたかったけど、母が夕食を作って待っているので
ビールのつまみにちょっとだけ。
すぐできるかと思ったら車で来てた人が何十本という単位で注文してて
それが焼きあがるまで待たされることになる。
せっかくの風呂上りなのに冷めてしまいそうに・・・


品書きは焼き鳥とお好み焼きとおでん。
そんなしょっちゅうではないが、
中学生のときは僕も友人に連れられてここでお好み焼きを食べたもんだ。
豚玉が150円。なのにけっこうでかい。
焼き鳥も1本40円から。
この安さが相も変らぬ人気の秘密か。
僕が中学生の頃からだからどう少なくとも20年は続けているわけで。
おじいさんが焼き鳥をひっくり返して、おばあさんがお好み焼きを焼いて。
2人とも年を取ったもんだ。
いつまで続けられるのかな・・・


夕食は母が作るカレー。
これは次の日ビニール袋に1食ずつ移して、
東京に持って帰って休みの間食べることになる。
あと、母が「活きがよかったから」と買ってきたホタテ。


その後、夜は昨日に続き馬肉の燻製と自家製の鶏のハムでビール。
(写真参照)


青森で過ごす最後の夜。早いもんだ。