なんだこいつ?

森首相が登場したときに「なんだこいつ」と思った。


小泉首相が登場したときは世界最上級の「なんだこいつ」だった。


阿部首相が登場したときもやはり結局「なんだこいつ」だった。


なーんか気に食わない。


でも、なぜか福田首相のときにそれがない。
「まあ、いいんじゃないの?」とすら思う。
(一応断っとくが、支持してるわけではない)


こんなことを思った僕は
疲れてるのか?
心の底から無関心になったのか?
うまいこと洗脳されたのか?


麻生の方がよっぽど「なんだこいつ」だし、
小沢も管も往年の勢いがない。
政治が盛り上がることなんてもう当分ないだろう。


「つまらんことで騒ぐのはもういいよ」と思う。
年金だのなんだのいろんなことが問題なのはわかるが、煽ってるだけ。
騒いでるだけで誰も本質に近付こうとしていなかった。
今年前半について僕はそんな印象を持っている。


自民党としても疲れきったのではないかと思う。
こんなことしてるのもアホらしいから、
従来の総理を出してやること普通にやって総選挙を迎えたほうがよっぽどましだ。
そういう意思の表れなのではないか。
僕自身は、なんかよくわからない「改革」よりはこっちの方がいいと思う。
国政の舵を取る人は、そんな騒ぐ必要ないでしょ?
まっすぐ前を見据えて、黙って淡々と舵を切ってくれればそれでいい。
派手なパフォーマンスを船の上でやってくれればそりゃその瞬間は面白いが、
「なんだこいつはお飾りの船長か」と切って捨てたくなる。


福田首相にはなんだか最初から諦めみたいなものがあるんだよな。
あと、幕切れへと向かう寂しさ。
あれをやってもこれをやっても結局はマスコミに叩かれるだけの自民党
その総括した結果がこの人。
手堅い人選だけれども、
よくよく考えて見るとこの国の将来は明るくないってわけで。