アル・ゴア元副大統領が今年のノーベル平和賞を受賞

アル・ゴア元副大統領が今年のノーベル平和賞を受賞。
不都合な真実」を見て好感を持った僕としては、よかったなあと思う。
教育的な内容にしてはカジュアルなタッチで映画も面白かったし。よくできてた。
六本木の東宝シアターはまだ上映してるんだよね。異例のロングラン。


かつての宿敵が受賞したことを知って、かのジョージ・ブッシュ大統領は
「だったら私も欲しい」「もらってしかるべきだ」と思ったのではないか。
「テロと戦い、屈しなかった」とかそういう「功績」で。
ほんとにもらえたら世も末だ。
というか何年か先、共和党政権だったならば
平和賞候補のアメリカ代表として、ホワイトハウスの提灯持ちが申請するかもしれない。


アメリカの大統領になること、そこまで上り詰めることと
ノーベル平和賞を受けるのとではどちらが嬉しいだろう?
比較のしようがないか。
なんとなく思うに、アメリカ人ならば大統領になることの方を選ぶのではないか。
あの時のゴア氏の悔しさは相当なものだっただろう。
ブッシュは「パパに大統領の椅子を買ってもらった」とすら言われてたぐらいなのだから。
でも、ゴア氏もあの時負けたからこそ、
地球温暖化問題にそれまで以上に熱心に取り組むことになったわけで。
そしてそれが世界的に評価される。一国の政治にとどまらない影響力を持つ。
人間何がどうなっていくか、わからない。

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不都合な真実」も内容に不適切な箇所があるとか、真実を歪めているだとか
あれこれ言われてるようですが。やっかみみたいなもんか。
例えば、こういうページ。
http://anond.hatelabo.jp/20070125145018


どうなんだろうね。
何もしないよりは、自分の興味のあることでいいから、
何かをしたほうがいいに決まっている。
誰にとっても100%正しいことなんてありえない。


不都合な真実」を見て感銘を受けたつもりでいた僕も結局その後何もせず。
いかんよな・・・、と素直に思った。