富山旅行その2(9/21)


いつも通り朝6時過ぎに起きる。荷物を背負って、部屋を出る。
この前買った fritag の「Hazzard」(バックパック
持ってくのは着替えと本とガイドブック(るるぶ)、虫刺されの薬ぐらい。
たいしてもっていくものはない。軽い。シェーバーすらもっていかない。


通勤電車に混じって東京駅へ。朝7時なので「Grandsta」はやってない。
ま、いいか。今回はビールを飲まない。
7:48新幹線に乗り込む。途中ウトウトしながら、
トマス・H・クック『緋色の記憶』を読む。
上越新幹線で越後湯沢まではあっというまだった。約80分。
高崎の次だっただろうか? フジロック以来か。こんな近かったのか。
雨が降っている。Tシャツだと寒い。目の前の山に雲がかかっている。


乗り換えて特急へ。ここからが長い。120分か。
前半は山の中をトンネルが続く。それがいくつか抜けると、灰色の日本海
海水浴場とかワカメを干すとかじゃなくて、
海沿いに、やがて海の中に、高速道路の潮風に晒された高架が連なるような。
そういう海。
魚津を越えると観覧車が見えた。


11時過ぎに富山到着。横殴りの土砂降り。
せっかく歩き回るつもりがこれで1日過ごすのか。ついてない。
駅のコンビ二でビニール傘を買う。
時間ももったいないのでさっそく出歩く。
富山ブラック発祥の店とされる「西町大喜」の駅前通店へ。
ほんとは富山城址の先にある本店の方がいいんだろうけど。
金曜の11時半で客はまばら。大盛りに生卵を追加する。
本店にはライスはないみたいだけど、この店にはあった。
さっそく出て来る。真っ黒なスープ、太麺、ざく切りのチャーシューとネギ。
そして聞いていた通り、やたらしょっぱい。
これは確かにライスがあった方がいいなあ。
でも、うまかった。なかなかいいんじゃないでしょうか。
(聞いたところでは元々の店が閉店するときに「ますのすし」が
 買い取ってチェーン店にしたらしく、富山市民は元祖と認めていないようだ。
 後で会った先輩がおいしいって言ったのは「喜八」だったか…)


駅に戻って、お土産屋の集まる「とやま駅特選館」にて
会社に白海老のおかきを、青森の母に蒲鉾の詰め合わせを送る。
この頃から雨がやんで晴れ間が広がる。
日が出てくると急に暑くなりだす。人の行き来も増える。
駅の中の観光案内所にて路面電車ポートラム」乗り場のある北口への行き方を聞く。
(中国人か韓国人か、「あなたの言っていることがよく分からない」「警察を呼べ」
 とずっと日本語でクレームをつけてて、居合わせてダークな気持ちになる。
 聞いてると窓口の人は、停留所にてこの色のはあなたの目的地まで行くけど、
 この色のは目的地まで行かないので気をつけてくださいと言ってるだけなのに…)


地下通路を抜けて北口へ。こちら側がビジネス街なのか。
インテックの本社ビルが高く聳え立っているのが目立つ。
ポートラムに乗り込んで、終点の岩瀬浜まで。
路面電車ってのが懐かしい。住宅地の間を淡々と走っていく。
駅の反対側では「セントラム」というのが
路線が多様で本数も多いのか、よく目立つ。
富山はなぜここまで路面電車が栄えているのだろう?
バス代わりの市民の足なんだろうけど、バスもまた運行している。
こういう並行活用はいいかもね。


30分弱ぐらい乗って、岩瀬浜に到着する。どこまで乗っても200円。
最初のうちは満席だったのが、終点ともなると客は僕の他にひとりだけ。
観光客がチラホラという以外、付近を歩いている人もほとんどいない。
平日だからか。
「岩瀬カナル会館」という観光施設があったけど、流行ってなさそう。
「富岩水上ライン」の駅が川沿いにあって、行ってみると次が今ちょうど13時発。
しかし船の姿はなし。おかしいなあと思って見てみたら土日祝のみ運行だった。残念。
この川には無数のボートが並ぶ。個人所有なのだろうか。
ヨットハーバーのようだった。