オノクラ汁講その12

(2/19(火)朝)

06:30 起床。今日も雨。温泉に入りに行くと先客あり。
少ししてからまた入りに行くことにする。
その間荷物を整理する。
レモン風呂は23時までとのことでお湯がぬるくなっている。


07:30 先にチェックアウトだけ済ませる。
待っている間に目の前の港を眺めていると
中学生か高校生が雨の中を走ってきてそのうちに小さな船が出て行く。
通学用か。どの島へと向かうのだろう。因島か。


売店瀬戸田産のレモン利用したお土産を買う。それぞれ200円。
「ふるさとレモン」というホットレモンと
「がじゅり」というレモンピール。


朝食。定番のアジの開きを炙って。これうまいんですよねー。
他、シラスおろし、昆布、岩のりなど。
おちょこにオレンジ色のジュースが入っていて、
瀬戸内名産のなんかだろうか、意外と柿?
気になって聞いてみたら普通にオレンジジュースだった。


08:00 瀬戸田港の桟橋で尾道行きのフェリーを待つ間に雨が雪に変わった。
乗り込む。せっかくなので先頭の座席へ。
3列、通路、3列。反対側には小学生たちが乗る。揺れるとはしゃぐ。
黄色の帽子をかぶっていたので、もしかしたら新一年生の集まりだったのかも。
尾道着は 08:41 予定。
運転席の裏に有吉弘行の「おしい! 広島県」のポスターが貼られている。
その床にはミカンかポンカンの入ったスーパーの袋が転がっている。
料金は800円。行き先を告げて船の人に払う。メモ帳に鉛筆でチェックする。
全員徴収し終わると助手席のノートPCに入力する。
船を操縦するのは20代で、先ほどの徴収係は40代か。
船の音が大きくて払うときに何かを聞かれても聞こえないし、
こっちが何かを言っても伝わらない。1,000円札を出すと200円が返ってくる。


前方頭上のテレビはほとんど映らない。
時々瞬間的に映像が飛び込んできてすぐにグズグズっと崩れる。
尾道に近付いたらきちんと映るようになった。
「朝ズバ」ではロコモ対策の運動を
みのもんたやコメンテーターをスタジオでやってみて、
はなまるマーケット」では陳健一親子が中華対決。


佐木島の「佐木須ノ上」に立ち寄りひとりふたりと乗り降りする。
google map を表示して適度な縮尺で地図を表示すると
船が進んでいく様子がリアルタイムに表示されて楽しい。
自分の位置を示す青い●の周りに
レーダーやソナーのように青い円が広がって消えてまた現れて広がって。
島々は茶色の木々に覆われ、その縁にポツリポツリと家が建っている。
因島重井」でまたひとりふたり。工業団地の無機質な建物が色違いで連なる。
尾道に近付くと小型船舶用の造船所というかドックとでもいうのか。
海に面して並んでいる。


尾道駅に着いて新幹線の切符を買う。
08:52 - 09:11 JR山陽本線・岡山行(福山からサンライナーとなる)
09:31 - 13:13 JR新幹線のぞみ14号


福山駅で新幹線に乗り換える。
昼は駅弁にしようと「漫遊弁当」山陽地方のうまいものを集めたということか。
出汁で炊いたご飯の上に焼き穴子や鯛そぼろ、筍。
おかずに焼き鯛やタコや牛肉のうま煮、赤カブの漬け物、昆布巻、
デザートにオレンジ。包み紙には
「山陽・九州新幹線全線開業記念
 新大阪⇔鹿児島中央
 さくら号・みずほ号」とあった。


ホームに上がると福山城が見えた。
新幹線は7割ぐらいの乗車率か。
新神戸の辺りで目の前の低い山々の木々にうっすらと雪が積もっていた。
「つつ井」で開けなかった缶ビールを1本飲む。
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