寝屋川市の事件

寝屋川市の少年と少女が殺害された事件がよくわからない。
行方不明になって数日後、容疑者が逮捕された。
この容疑者が死体を遺棄した翌日、
大阪に行って通天閣の写真を facebook に投稿して
「最後の大阪を満喫!!」と書いたという。


事件を起こす前々日、
福島の除染作業からお盆休みということで戻ってきたときに
「やっぱ、地元最高です!! 帰って来たなぁ〜って感じ!!」
とも書き込んでいる。
大阪の翌日は福島に戻る途中、
幕張のカレー屋で食べて店長とも会話して
関西の人という印象を残していたのだとか。
なんでこんなあっけらかんとしているのだろう?
人を殺して何にも思わないモンスター?
だとしたらなぜ45歳の今、このタイミングでの突発的に見える犯行なのか。


容疑者逮捕のニュースを目にしたとき、
「かっこいい帽子かぶってるな」と思った。
詐欺とかならまだしも、殺人犯らしくない垢抜けた帽子だった。
今時の若者が、そのまま明るく年を取ったような。
思いつめた、切羽詰ったものを感じなかった。
最初「自分は運転したが、殺していない」と容疑を否認していたので
二重人格者なのかと考えた。でも、そうではないらしい。
単純にイカレてるのか?


○○よりも facebook への投稿が大事、
あるいはどちらもフラットに並んでいる価値観。
これってこの容疑者に限らず、今、割と普通のことなのかもしれない。
物事に因果関係がなく、全ての出来事が単発の事象。
その○○が「人を殺すこと」になったというだけ。


行きずりで見知らぬ人を殺すという行為には底知れぬ闇が広がるのだと思う。
それがこの容疑者の場合途方もなく深いのか、
それとも唖然とするぐらいに浅いのかがよくわからない。
なんだかとても気になっている。