本を読むと頭痛がして熱が出るのでテレビをつける。
「凄ワザ」はローカル線の揺れる車両でアナログレコードを再生する。
「エンタの神様」の最後の方を挟んで、「世界ふしぎ発見！」
へー、まだ黒柳徹子出てんのか。でも全然ろれつが回っていない。
２問目の回答が実は３問目の正解で、周りみな３問目でそれを書いたのに
黒柳徹子のみ別のことを書くという珍事が。
クイズ番組って予め答えを教えてもらっている、というのはほんとかもしれない。
それで間違った順番で出してしまった。
今回のテーマは古代エジプト。実はスポーツ大国で相撲もあった！？
という話で、大砂嵐が登場した。
22時消灯。何度か目を覚ましたが、おおむね朝まで眠ることができた。
この夢は一度見たことがある。
去年入院した時だったかもしれないと思いながら見ていた。
６時前に起床。熱が35℃台の平熱に。
血圧を計ってもらうと110台にようやく戻った。
回診の先生に伝えるとでは「意外と早かったな、ハハハ」と。
肝機能に影響を与えていないか検査してみようということになった。
朝食。牛肉と大根を煮たもの、味噌汁、大根ゆかり漬、リンゴふた切れ、ヨーグルト。
こちらも全部食べきる。
珍しく快晴でカーテンを開け、窓の向こうを見ながら食べる。
縦長の細い高層マンションが無作為に並んでいる。
目の前の薬局の屋上に小鳥たちが止まっている。
そういえば夜ふと見たらその奥には協会があって、屋根の十字架が電気で赤く光ってたな。
さらにその奥、今にも取り壊されそうな古い集合住宅とその脇にクレーン。
昨日妻は風邪。見舞いよりも一日休んだ方がいいとしたけど、
今日の朝聞くとさほどよくなってないようだ。
午前中、トニー・パーカー『殺人者たちの午後』を読み終わる。
今回失敗したなと思ったのは持ってくるなら DVD の方がよかった。
Microsoft Surafce に外付けの DVD ドライヴをつなぐ。
難しい映画は無理なので、それこそストーンズのライヴとか。
昼、白身魚のクリーム焼き、肉じゃが。
それ自体は悪くない選択なんだけど選択メニューのもう片方がハヤシライス。
僕、病院の食堂の何の変哲もないビーフシチューやハヤシライスが大好きなんですね。
学校の給食に出てきたような。レストランでは絶対出ないような。
でもメニューを前回、事前に一週間分選択するときにはまだお粥だったんですよね。
だからハヤシ、お粥となっていて。そりゃ絶対頼まんだろと。
昼過ぎにシャワー。ここで悲劇が、遂に。
右手の甲に刺した点滴をだましだましこれまでも使ってきた。
なんどもテープやあてるのを張り替えて。
しかし今日午前２度、管をひっかけて針がべりっと垂直に持ち上がってしまった。
慌てて戻す。既にして痛みはほぼ麻痺している。
シャワーの前にこの点滴の部分が濡れないようにガードする。
昨日は透明な粘着シートで覆って指の間はテープでしめたけど
今日の担当の看護婦はそこまで器用ではないようで、無理！ と。
逆にそれがよかった。
ビニール袋に右手を突っ込んで根元をテープでぐるぐる巻きにして覆った。
シャワーを浴びて身体を拭いていたまでは問題がなかった。
最後の最後、シャンプーなどをまとめていたらビニール袋の中が血まみれ。
ベッドに戻ってすぐ、ナースコールで看護婦の方に見てもらう。
刺した穴がゆるくなっていて点滴の針が抜けていた。
簡単に拭いて、右手の甲を洗いに行った。
点滴は難しいのかできる人が限られているようで、
その後注射のプロと思われるベテランの看護婦の方が来てくれた。
右腕、左腕それぞれに探すが見つからない。
太い血管が見えているのだが、右手の甲にはもう刺せない。
右腕に三回やり直してようやく刺さった。
現実的には血まみれのビニール袋よりも針を三回刺す痛みの方が怖い。
妻が着替えなど持ってきてくれるが、上には上がれず、下まで下りていく。
風邪が本格化して僕よりも辛そうだった。
なのに今日は友人を誘ってのドリカムの裏ワンダーランドで代々木。
友だちには悪いけどその場でチケット売って帰ってきたら？ と薦めるが、
最近は規制が厳しくそうもいかないのだという。
ヨタヨタと病院を去っていった。
このところの気苦労で先に妻が倒れてしまった。
活字びっしりの本は避けようと
妻に持ってきてもらった『じみへん』の最終巻を読む。
これはこれで重かったろうな。悪いことをした。
元気になってきたのか、腹が減ってくる。次の夕食まで待てない。
その一方でいまだ夕食となると熱が上がってくる。
寒気を感じて下はスエットを履く。
上は長袖シャツと思って引っ張り出すが、点滴が通らない。
布団にくるまる。
笑点。やっぱ今一番面白いのは小遊三だな。
世界遺産はセーシェル。世界で一番美しいビーチ。30kgのフタゴヤシのタネ。250kgの亀。
夕食。揚げ出し豆腐と麻婆茄子（もちろん辛くない）。
サザエさん。タラちゃんにイラッてくるのは心に余裕をなくしているのか。
『じみへん』の続きを読む。
