私的カレー論のメモ

私的カレー論のメモ。


分類:
・一緒に煮込むもの(例: 肉、野菜、スパイス)
・トッピングするもの(例: 目玉焼き、ハンバーグ、とんかつ)
・ライスの代わりとなるもの(例:うどん、スパゲティ、トースト)
・付け合わせ(例: 福神漬け、らっきょう、レーズン)
※器やスプーンを加えるべきか。


価値基準となるもの:
おいしさ、満腹、栄養、レア感、辛さ、挑戦(大食い系、激辛系)
原価(どこまで安く仕上げるか、高級素材によってどこまで吊り上げるか)、
幸福、懐かしさ
ルーのサラサラさ度合


背景をどこに置くか 、あるいはその象徴的用途(どんなストーリーが立ち上がるか):
・貧しい住宅地のちゃぶ台、夕暮れ、路地に漂うカレーの匂い
・カウンターしかない日本酒専門のバーの裏メニュー
・給食のカレーシチュー、お代わり2皿目
・新婚の夫婦、初めての夜ごはん、新妻は旦那の好きなカレーを作る
 新しく揃えたカトラリー類(北欧デザインであるとか)
・若者たちでいっぱいになった海の家のレトルトカレー
・今年も帰省しない四畳半の部屋に住む息子に母が袋詰めしたカレーを送る
・2時間待ちはざらの人気店の期間限定カレーに並ぶ、そこに雨
・サラリーマンの午後、昭和ながらの喫茶店のカレー(ワンコイン)
・スパイスを集めるだけ集めてカレーを作ったがその大変さに気づいて、
 飽きて、2回目以後つくってない
・子供のころ、レストランの最上階のレストランでお子様カレーを食べるのが好きだった
・夏、少年自然の家のキャンプで、飯盒からご飯を炊いてカレーを作る
★何の変哲もないカレーというものはこの世に存在するか?


忘れてはいけないこと:
・インドでカレーとはスパイスを用いた調理法のことであって
 料理そのものではないこと。
 好きな料理を聞かれて醤油と答えるようなもの。
・カレーに日本酒は合う(安西先生
・ルーではなくスパイスから作ったとしても下手な人は下手。
・カツカレー発祥の店のカツカレーがうまいわけではない(銀座某店)
・残り物のカレーを温めて冷えたご飯にかけると案外うまい


疑問点:
・中国人はカレーを食べるのだろうか?
・世界三大カレーを選ぶならば? インド、フランス、日本??
・まったく合わない食材はあるのか?
 コーヒーもチョコレートも隠し味になるし、ウニもアワビもトッピングとなる。
・インド人は日本やフランスのカレーをどう思っているのか?
・最近都内にインド料理とタイ料理を一緒に扱う店が増えているのはなぜなのか?
 単なるマーケティング観点?
・牛肉と豚肉など、肉を二種類一緒に煮込むとおいしいのはなぜか?
・なぜ家庭のカレーはじゃがいもを入れるのか?
 なぜ店のカレーは入れないのか?
(おそらく、クリームシチューがメニューになる店が少ないのと同じ)