みみたの食欲に終わりはなく、カリカリをあげてもまたすぐニャーニャーとすりよってくる。
給餌器のカリカリが出てくる口に手を突っ込んで、ゆすって、1個か2個ポトリと落ちてこないか試す。
それを一日中やってる。昼となく夜となく一時間に一度はそういう時間帯がある。
あとはうずくまって寝てるか。
エアコンをつけるとその真下へ、扇風機をつけると真ん前へ、何もついてないと床に伸びて。
あるいはボールを口に咥えてきて僕らに遊んでとせがむか。
給餌器に手を突っ込んで、あわよくば顔も突っ込む。
自然と給餌器ががたがたと動く。
突っ込んだその手が右手か左手かで右回りか左回りになる。
気がつくと床の上で給餌器が一周している。
動画を撮って20倍速ぐらいにしたら猫が給餌器を相手にクルクルとダンスしているように見えるだろう。
諦めて近くの床に不貞寝。
だいたい、ダイニングとキッチンの間のわずかばかりの廊下に。
通りがかるとペシッと足首をひっかく。立ち止まるとペシペシッ。
先月ぐらいから寝てると明け方、足元にみみたがいるようになった。
うずくまって一緒に寝ている。
それが最近暑くて布団をかぶらず、足を広げていると
股の間にみみたが収まるようになった。
5時ごろに目が覚めて足を動かすとペシペシしてくる。時には噛み付いてくる。
腹が減っているのか、本気で噛み付いてくる。
何でもいいから食べたいのか、カリカリを出すニャーというサインなのか。
一眠りして起き上がりとみみたがいなくなっている。
たいがいソファーの背にちょこんと座って待っている。
カリカリをあげて、器の水を入れ替える。
先週ずっと下痢していたので給餌器の電源を落とし、
カリカリをあげる量を減らしていたからなおさら欲求が激しかった。
今も硬くなったり柔らかくなったり。
お医者さんに連れて行っても特に原因は分からず。
触診などしても病気ではないと。
先週は妻がカリカリを食べさせたあと、水で溶いた薬を注射器に入れて口元から吸わせていた。
妻はみみたに向かって僕のことを「カリカリさん」と呼ぶ。
抱っこして「ほら、カリカリさんが帰ってきたよ」と。
妻の話すところでは外の門を開ける音が聞こえると
僕が帰ってきたというのがわかるのか、玄関の見える窓にちょこんと飛び上がるのだという。
そして僕が鍵を開けるとトテトテと階段を下りてきてお出迎え。
朝も、いつもボールを口に咥えたまま階段を下りてきて
「え、もう遊ばないの?」とキョトンとした顔で見送ってくれる。
いつのまにか猫を中心とした生活。
このところ暑い日が続いて、みみたも日中はぐったりなのだという。
エアコンの説明書を読んでいたら別売りの無線LANルータが接続可能で
外からスマホで ON/OFF できるようになるとあった。
ああ、こういうのあるといいなと考える。
みみたに留守番させているとき、とりあえずエアコンをずっと付けっぱなしというわけにもいかず。
こちらからコントロールできるとよい。
先日もキャットタワーを買ったし。
みみたのためとあらば財布の紐がゆるくなる。