「Tuesday」

君と僕は動物園に出かける
白い空は今にも雪が降りそうだ
視界の端を飛行機が横切って行った
その後で何も 何も聞こえなくなった


鉄の檻を素手でつかむと冷たくて
その手で君は僕の頬を包んだ
檻の中は薄暗くて何も見えない
だけど動物たちの臭いが かすかに混ざり合っていた


空腹を持て余しどこに行く当てもない
展望台に上ると街は明かりが灯り始めていた
君はそろそろ時間が来たという
僕はもう少し ここにいようと思う