2017-10-17 「Tuesday」 詩を書く 君と僕は動物園に出かける 白い空は今にも雪が降りそうだ 視界の端を飛行機が横切って行った その後で何も 何も聞こえなくなった 鉄の檻を素手でつかむと冷たくて その手で君は僕の頬を包んだ 檻の中は薄暗くて何も見えない だけど動物たちの臭いが かすかに混ざり合っていた 空腹を持て余しどこに行く当てもない 展望台に上ると街は明かりが灯り始めていた 君はそろそろ時間が来たという 僕はもう少し ここにいようと思う