「女芸人No.1決定戦 The W」

家に帰ってきていつも通り、酒場放浪記を見る。
終わってしゃべくりを見ようとしたらやってない。
「女芸人No.1決定戦 The W」の決勝戦だった。
ニッチェ、アジアンなど。


正直、ちっとも面白くなった。
最後のゆりやんがまあまあで、圧倒的な差をつけて優勝。
2位の牧野ステテコもそうだけど、女を捨てて笑いを取る。
それって、いいんだろうか。
かといって、逆に「だっちゅーの」も違う。


女性が、女性芸人が面白くない、ということではない。
これは「男性芸人No.1」という大会をやったとしても
面白くなさそうな予感がするのと一緒。
レイザーラモンが出てきて昔のネタをやっているような。


なんかなあ。なんでこんなしょぼかったんだろ。
番組のカマエからして中途半端。
土日じゃなくて平日、しかも月曜の夜。
むしろ女性蔑視と思われないか心配。


山田邦子が途中で辞退してミソもついた。
審査員にはギャラが出るのに出場者はお金を払うというのは違う、とか、
他はアマチュアや研究生ばかりだ、とか。


要するに、M-1に女性のコンビでファイナリストに残ったのが
変ホ長調とハリセンボンぐらい? 
ただ単にお笑いを志す女性が男性よりも圧倒的に少ないんじゃないか。
どうなんだろう。
そんな中、他には尼神インターとかブルゾンとか渡辺直美とか。
仕事があって忙しい芸人は予選に出てないのかも。


来年あるのかなあ。うやむやになってなくなってそうな気がする。
とにかく痛々しかった。
女性芸人がだめということではなく、
その切り口で大会を開くのはまだまだ機が熟していないのだということ。
今回のエントリー、636組。M-1は4094組。全然母数が違う。
エントリーが4桁超えないと、ブレイクスルーはないんじゃないか。
いや、何事も初めてはそういうものなのだ、かもしれないけど。