熊本へ その2

仕事の夢を見る。
問い合わせのメールが来るが、
持ってきたノートPCが LANにつながるわけではないので
今は何もできないと。謝りの文面を書く。
ずっとその夢を見る。


昨晩のペットシッターからの報告、
みみたはどこかに隠れて姿を見せなかったという。
寂しい思いをして昨晩は寝たか。
今日の朝もいつもかじってる足がないと、窓辺に身を寄せているか。


8時に起きて朝食。
「半分、青い」のあと、「わろてんか」の総集編。
見てみたら案外面白く、最後まで3時間近く見てしまった。
朝ドラってこれぐらいの尺で見るのがちょうどいいのかな。
リリコと川上、隼也とつばきのエピソードが泣けた。
最後、太平洋戦争に差し掛かったところで車で出掛けることになる。
車の中で見続けて、妻と義母が公園を散歩している間も車に残って義父と最後まで。
終わって、辰吉丈一郎とその妻のドキュメンタリー。
例の有名な、辰吉丈一郎の妻の実家の喫茶店で話す。
浪速のジョーは今も試合に出ることを諦めていなかった。


義弟と待ち合わせて近くの中華料理屋で昼を食べる。
結婚の挨拶をしたときもここで食べたな。
前は人参で龍を作ったんだったか。今回は皿の上に金魚。
エビチリや麻婆豆腐。おいしかった。


祖母や叔母の家にお土産を持っていった後で
僕のリクエストで上通りへ。
その前に子飼商店街に車を停めて歩く。
漬物屋とか練り物の店とか、布団屋とか。居酒屋とか。
小さな、昔からの商店街でゴールデンウィークなのにほとんどの店が閉まっている。
その合間合間に古着屋っぽい店とか。


上乃裏を歩く。いい感じの飲み屋・バルにセレクトショップなど。
昨年夏に来た時に入った店を再訪。
上通りに戻って妻の知っていたカフェ「八」に入る。
夜はバーになるという。
二階の大きな窓の向こうに木々が広がり、その向こうに熊本城。眺めがいい。
歩き疲れてジントニックを飲む。ガラスの器も飲みやすく、爽やかな飲み口だった。
この「八」の系列店は西麻布にもあるという。


近くに有名な老舗の長崎書店があったので入る。
はしもとみおという彫刻家の「木彫り動物図鑑」という個展が開催されていた。
木彫りの猫がかわいい。欲しいなあと思うが小さいのでも2万。
いつか買いたいと思う。


上通りのアーケードを抜けた先に「汽水社」という古本屋があって、
ここの品ぞろえがなかなかよかった。
CDはなく、アナログレコードのみという扱いもよい。
言うまでもなく、その町の文化レベルを知るには古本屋に入ればすぐわかる。
『イーター』の創刊号を見つけて、買う。2,000円。
メンツがすごい。遠藤ミチロウサエキけんぞうJOJO広重
長谷川裕倫、PHEW町田町蔵三上寛巻上公一など。


その後入った「DRAGON BROCANTE」服の店で妻が気に入ったのがあって、
誕生日も近いし買おうとしたらレジの奥に飾ってあったシャツがかっこよくて。
揃いの短パンも買ってしまった。
石北有美という藍染め作家によるデザインだという。
2階ではその個展も開催されていた。


車に戻って空港近くのホテルの温泉に入る。
穴場かと思うぐらい空いているが、逆に大丈夫かと心配する。
義父とお湯に漬かりながら話していると、
ここの隣りのカントリークラブでゴルフのトーナメントが開催され、
そのときはその関係者でいっぱいになるのだという。
月曜から予選、シード権があると木曜からでいい。
日曜まで一週間日程が組まれている。
先日女子の賞金女王がスポーツ番組に出ていたけど、優勝する以外金にはならず、
ツアーの参加費用など全て自費。とにかく負担が大きい。


温泉から出て久しぶりにマッサージチェアに座った。
車に乗って帰ってくる。
夜は義父の作る手羽先と、義母のチャンポン焼うどん。缶ビール。
チコちゃんに叱られる!』のスペシャルと岩合さんの『世界猫歩き』を見て、寝る。