６時起き。夕方から雨のはずが空は暗く、既にポツリポツリと来ている。
昨日もらったファイテンのパワーテープを太ももやふくらはぎ、肩に貼る。
左足のランニングシューズに計測用のチップをくくりつける。
走った後の着替えやスニーカーを大型のリュックサックに詰める。
２年前の熊本城マラソンのＴシャツにナンバーカード（ゼッケン）をつける。
なかなか位置が決まらず斜めになったりしてうまくいかない。
トイレに行かないために何も食べない、何も飲まない。
長袖のナイキのシャツの上にＴシャツを着て、寒そうなのでネックウォーマー。
７時に家を出た。
大江戸線に乗っているとチラホラ、ランナーの姿が。
スタート地点、受付は都庁。
都庁前の駅で下りると混んでるだろうなと思って一駅前の西新宿五丁目で下りる。
駅員総出であちこちに立っておはようございますと道案内をしている。
地上に出ると結構降っている。
人の流れに沿って歩いて行く。
皆、雨と寒さをしのぐためにビニールのポンチョをかぶっている。
しまった。どこかで入手すればよかった。
しかし皆、どこで手に入れているのだろう？ 昨日のお台場で？
いろんなものを配っていたけど、一番欲しいのはポンチョではないか。
８時過ぎ、新宿中央公園を通り過ぎて西新宿の高層ビル群へ。
入場GATE1～5とあるうち、新宿住友ビルと都議会議事堂の間の GATE1 を指定されている。
行ってみるが、入口がわからない。難民のようにしばらく彷徨う。
西新宿五丁目方面から来るとビルで言うと２階に出るんですね。
GATE1 は地上１階。配られていたパンフレットの案内が平面図なのでそのことに気付かない。
１階に下りようとして階段を見つけるが、警官が立っていてここは閉鎖されているという。
他に回ってくださいと。なのに肝心のこういう場所にボランティアスタッフがいない。
ようやく階段を見つけて地上に下りる。
GATE1 に並ぶ。昨日左手首につけたリストバンドでセキュリティのチェック。
手荷物の検査。チェック済みのシールを貼る。空港の保安検査場のようなゲートをくぐる。
手荷物預けのプラスチックの袋にリュックサックを詰める。
で、その手荷物預けはどこなのか？
よくわからず歩いていると都民広場にトイレのマークがあって寄っていく。
本庁舎地下の広い空間に仮設トイレが並んでいて行列になっている。
少し離れたところに男性だけのトイレがあってそちらは比較的空いていた。
地下の広場を出て歩いて行くと公園の方に出て、手荷物預けのトラックが並んでいた。
ナンバーカードに書かれた番号のところに預ける。
宅配便業者のトラックのコンテナが片側開けてそこに山と積み上げられていた。
あとはスタートエリアのそれぞれのブロックのところに並ぶだけ。
僕はＫで、Ａ～Ｌなので下からふたつめ。過去の記録か目標タイムでブロックが決まる。
念のため、もう一度トイレに行く。
前回の熊本城マラソンではトイレに何回も行ってしまったのがタイムロスになってしまった。
事前に行けるだけ行っといて空にした方がいい。
Ｋブロックの入場口に行くとものすごい人だかりで身動き取れず。
階段を上って公園の２階に上がるんだけどその改段がボトルネックになって全然進まない。
ギュウギュウになってここだけは雨の中も寒くなかった。
階段を上って広場へ。8:45 ぐらいか。
都庁の灰色の高いビルの前。スタート地点を表すためか、赤いバルーンが頭上に浮かんでいる。
ヘリコプターが何度も行ったり来たりする。
開会式をやっているようで遠くから何かが聞こえる。スピーチや音楽。
しかし、目の前にしているわけではないので気分が上がるわけではない。
雨は止むことなく、体の芯まで冷える。
そんなのいいから走らせろ！ と思う。
Radiko で InterFM を聞く。この時間帯は「Great Escape」
いつも「Lazy Sunday」の始まる前に少しだけ終わりの方を聞いてきたけど、ちゃんと聞いたの初めて。
屈伸したり肩甲骨を回しながら聞く。
見渡してみるとコスプレした人はほぼ皆無。
被り物をした人がちょっといるな、という程度。外国人もおとなしめ。
年々減っているからか。雨だからか。
コスプレするランナーは速いから様になる、遅いランナーがやってもね… という話は本当なのか。
9:10 スタート。花火が上がる。
しかし僕ら最後の方がそこから走り始めることはなく。しばらく待つ。
５分ぐらいしたころ、少し前に進んだ。そのとき、おおっというどよめき声が上がった。
ちょっと進んでは止まって、ちょっと進んでは止まってを繰り返して
スタート地点までたどり着いたのは20分後ぐらいか。
六本木の男声合唱団が歌っているのがあちこちのスピーカーから聞こえてきた。
都庁南の交差点の辺りに巨大なモニターが設置され、小池知事の姿が見えたように思う。
開会宣言をしたんだったか。寒いとそれどころじゃない。
スタート地点脇の生垣は脱ぎ捨てられたポンチョの群れ。
ダウンジャケットを捨てている人もいた。
