9:30頃、スタート地点を通過。
この先も団子になって走りにくいかと思いきやそんなことはなく、
その後道の狭いところは数えるぐらいしかなかった。
さすが東京の道路。
都庁前から新宿西口のガード下をくぐってトンネルの底から地上に出たとき、
イッキに視界が広がる。
両方の車線を封鎖して色とりどりの格好をした無数のランナーが走っている。
それが先の先までずっと続いている。
この光景を見たとき、感動した。
これが東京マラソンか！ と。
一方で、スタート地点で待っている間に寒すぎて結局トイレに行きたくなっていた。
トイレのマークが見えてくると端に寄ってみるが、とんでもない行列。
我慢して次へ、を繰り返す。
靖国通りを走っているうちにうちのトイレを使ってくださいという会社があって、入ってみた。
並んでるのは７・８人か。しかしトイレはひとつしかなくて並んでる大半が女性。
これは20分ぐらい待つかもしれないと諦めて道路に戻った。
飯田橋まで来て、神保町へ。
職場の近く、よく知ってるところを走るというのはどこかむず痒い。
神保町の手前まで来たところで割と列の少ないトイレが。迷わず並ぶ。
しかしボランティアスタッフの方が何度も言うには、
次のトイレは20個あって大きいけどここは６個しかないと。だからか…
でも並んでる時間は10分もなかったかな。
ここで思い切って行っといてよかった。
その後は快適に走ることができて一度もトイレに寄ることはなかった。
今回いいタイムが出せたのはひとつにはトイレ戦略（というほどでもないか）だと思う。
神保町を過ぎて 8km ぐらいのところで AirPods の充電が切れた。
それまで「Great Escape」を聞いていて11時から「Lazy Sunday」を聞きながら走るつもりだった。
うーん、走ってて退屈になるか。
何よりも「Runkeeper」でタイムや平均ペースなどアナウンスしてくれるのが聞こえなくなるのが困る。
走ってて気づくのは、街中って案外時計が少ないんですよね。
でもまあ仕方ない。歓声を聞きながら走るのが本来だ。
…結局のところ後ほど、ラジオを聞かずに走っていてよかったと思うことになる。
沿道は大勢の声援で連なる。
蔵前で妻と妻の友人が応援で待っていてくれた。
大声で呼ばれて初めて気づく。人が多過ぎてこっちからだと絶対わからない。
AirPods の充電が切れてなかったら、その声に気づかず素通りしてただろうな…
友人は以前東京マラソンを走ったことがあったので応援の勘所がわかっている。
今回もどの地点で応援するか、合計６カ所のスポットとそのための移動ルートを綿密に計画。
浅草雷門は15km地点。この辺りから歩き出す人が出てくるか。
雷門はランナーにとっても有名な撮影スポットだけどそんな余裕はなく…
この頃からところどころ事前に持ってきてチョコやブドウ糖の飴を補給。
この日は調子よかったので結局チョコもブドウ糖も口にしたのはひとつだけだった。
あとで妻からもらったチョコも手に持ったまま走り続けて解けてしまった。
富岡八幡宮の辺りが折り返し地点か。
何十人もの男たちが法被を着て、大きなおみこしを担いでいた。
先頭ランナーが来る頃からずっと担いでいるんだろうな。
その後僕ら普通の市民ランナーたちが走り終えるまでわっしょいわっしょいと大変だ。
沿道のあちこちでこういった応援イベントが催されていて、
他の年だと和太鼓を叩いたり。さすがに雨の今日は無理か。
オフィシャルじゃなく有志の団体による披露もあるんだろうな。
揃いの衣装を着た子どもたちが踊ったり、おばあさんたちが民謡に合わせて踊ったり。
応援の一巻なんだろうけど
沿道からサックスとピアニカでロッキーのテーマを演奏している人たちもいたな。
あと、そういえば名物らしいのが前半のどこかで大音量で「YMCA」が流れていて、
皆で、YMCAとやって写真を撮るという。
「YMCA」と「ロッキーのテーマ」はこの日何回も聞いた。
茅場町の駅を通り過ぎるのはここで２回目。
新人の頃この辺りのビルにオフィスがあったので懐かしい。
それで言えば日本橋も。
この辺りから沿道でチョコや飴やみかんの差し入れが増えて、水天宮の手前ぐらいかな。
カツサンドを配っている人がいてありがたく頂いた。
蔵前の手前ぐらいで妻たちと３回目の合流。
アミノバイタルをもらい、飲む。朝、駅で飲んだのが１本目で中間地点で２本目。
飲み終えた頃、給水所でカロリーメイトのゼリーも配っていてそれも飲んだ。
おなかがたぷんたぷんになるがすぐにも落ち着く。
そういえば今回は給水所でほとんど採らなかった。
水が２回、ポカリスエットが２回、口を湿らせる程度。
雨が降っていて唇の周りについたのを舐めてたので自然と適度な給水となっていたという…
日本橋から中道通りを通って銀座に出て30km地点。
４丁目から曲がって日比谷通りに抜ける。
あとはひたすら泉岳寺まで一直線のコース。折り返し、また戻ってくる。
以前走った方に聞くとこの何もない直線がつらいとのことだったけど、
何も考えず頭を空にして走っていたからか僕は案外そうでもなかった。
走ってみてやはり、今回ランナーでコスプレしている人は少なかったな。
以前見たことのある有名なマイケル・ジャクソンの方、今年いなかったのかな。
沿道から声がかかると必ず立ち止まってポーズを決めてくれるという。
ものすごい体力が必要とされる。
今回、どちらかというと沿道で応援している人の方にコスプレが多かったかな。
マリオよく見たなあ。一式売ってるんでしょうね。ウォーリーを探せなんかも。
