大阪遠征(1日目後半)

1日目、22日(土)の続き
 
16時にコンサートが始まる。
2回目ともなるとセットリストや演奏の雰囲気など勝手がわかっていて、落ち着いて聞くことができる。
未来予想図のⅠからⅢを順に演奏するという初めての試み、改めて聞き入ってしまった。
前回、余りの気持ちよさにうたた寝して見逃した、アヒルの足踏みコースターもようやく見ることができた。
札幌ドームの時と比べて、格段に音がよくなっているように思う。
初日だから試行錯誤だったのか。
 
途中のブートキャンプのコーナーで僕はトイレ休憩。
近くにコカ・コーラの自販機があるのを見つけ、数人並んでいたところに加わる。
コーラやいろはすは売り切れでブラックコーヒーのボトルなどいくつか残っていた。
コーヒーをとりあえず1本買った。振り向くとわずかな間に何十人もの行列が。
スタンド席にはすぐ戻らず、iPhone で少し調べ物をして過ごす。
ふと見ると行列がきれいさっぱり消え失せている。
自販機を見ると全て売り切れになっていた。
 
コンサートが終わってドームを後にする。
地下鉄、阪神戦、JRと3路線あるから分散されて、地下鉄の駅も混まなかった。
しかも心得たもので心斎橋までの臨時列車が出ていた。
スムーズに心斎橋まで来ることができた。
 
この日の夜は、心斎橋となんばの間にある焼き鳥屋へ。「祝い鶏」という。
昨年、PJメンバーと淀屋橋の店に行ったらなかなかよくて、今回も入ってみたかったのだが、
淀屋橋の本店は閉店時間が早かった。
ならば、帰り道の途中だしと心斎橋の支店にした。
駅を出てアーケード街を歩く。外国人観光客ばかりで通りは芋の子を洗うようだった。
日本語が聞こえてくる方が少ない。ここはアジアだな、と思う。
 
歌舞伎町のようなやんちゃな雰囲気の飲み屋街。「祝い鶏」を見つけて入る。
淀屋橋とは違って個室もなくかなり小さい。
カウンター席、テーブル席以外は皆20代ぐらいの若者。
そこに焼き場担当がいてフロア担当がいて大忙し。
コースではなくアラカルトにして、串はおまかせにする。
ふりそで、砂ずり、手羽先、純鶏、世界のつくね、長芋、カダイフ巻の海老、
ししとうネギま、せせり、こだわりとろ玉巻き、ぼんじり……
今思うと結構食べていた。
若者向けだからか焼くペースが早く、途中から妻がおなかいっぱいと僕が二人分を。
どの串もよかったんだけど、名物の世界のつくね、
ふわふわなカダイフ巻の海老、半熟卵一個を使って豪快なこだわりとろ玉巻きは
この店来たら一度は食べるべきだな。
キムチ、大根おろしを箸休めにして、生ビール3杯、瓶ビール1本頼んで
2人で9,000円というのは安かった。
 
なんばに出る。
橋の上には大道芸人が何人かいて、大勢の人が足を止めて見入っている。
パントマイムを駆使して水晶が宙に浮いているように見せる人。
スパイダーマンの衣装を着て柱にしがみついている人。
なんかよくわからないが肉付きのいい上半身裸で奇声を発している老人。
酔っぱらっるのか、ホームレスなのか橋の上で堂々と寝ている若者。
その側には野球のグローブが置かれ、小銭が少し入っている。
いつからなのだろう、グリコの大きな看板は液晶ディスプレイに変わっていた。
 
地下街に下りて、なんば駅から御堂筋線淀屋橋へ。
妻が靴ずれでゆっくり歩きたいという。
橋を渡る。道路を挟んで日本銀行と区役所。
昔はイルミネーションがもっと賑やかだったと聞く。
うちの会社の大阪支社の入ったビルを見せて、
少しは涼しいかと堂島の地下街へと下りて、梅田のホテルへ。
 
チェックインカウンター、ラウンジはやはりアジア系、ヨーロッパ系の観光客ばかり。
部屋に荷物を置いてまた戻ってきて、ここの名物のお茶漬けバイキングを食べる。
同じ系列の広島で食べたときにはいろんな種類があって食べきれなかったけど、
ここでは一種類のみ。合理化が進んでいるのか。
奥の席でヨーロッパ系の家族がトランプで遊んでいる。
 
大浴場に入りに行く。細長い浴槽が青くライトアップされていた。
製氷機から氷をもらって部屋に戻る。
缶チューハイを飲んで、『蒼い時』を読んで、飲み干すとまた大浴場へ。
サウナにも入ってみる。
もう一本缶チューハイを飲んで寝る。
午前0時半。