2024/09/10: diskunion.net
Dr.Feelgood 「Stupidity」 \1100
Flamin' Groovies 「Flamingo」 \780
My Chemical Romance 「Live And Rare」 \680
Larry Coryell 「Barefoot Boy」 \780
The Flaming Lips 「Peace Sword」 \281
Paul Hardcstle 「19 The 30th Anniversary Mixes」 \1100
2024/09/11: www.hmv.co.jp
Fun Lovin Criminals 「100% Colombian」 (\330)
※HMV のポイントで。差額180円
2024/09/13: diskunion.net
Def Leppard 「Hysteria 30th Anniversary Deluxe Edition」 4650
DJ Muro 「Super Funky Rock Breaks」 \1100
2024/09/13: TowerRecords 新宿店
Benson Boone 「Fireworks And Rollerblades」 \3300
2024/09/13: www.amazon.co.jp
Laibach 「Opus Dei (2024 Remaster)」 \3322
Fun Lovin' Criminals 「Mimosa」 \150
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Fun Lovin' Criminals 「Mimosa」
先日、何年かぶりに大岡山へ。
商店街に「音楽堂」が健在だったのを見てうれしくなる。
用事を終えて昼を食べた後で戻ってきた。
駅から徒歩0分という好立地なのに
店の中は相変わらずひっそりとしていて年老いたオヤジさんが一人きりで店番。
CDの帯が日に焼けて、入口に近い方は白く色あせてしまっている。
しかもこのサブスクの時代にその商品状態でも定価。
売れるのかな。
次来たときは店を閉めてるんじゃないかな。
毎回、そう思う。
町のCD屋をなくしたらいけないと
大岡山に来るたびに必ず1枚買おうと前回心に決めて、今回も1枚選ぶ。
小さな店なのでラインナップは有名どころばかりだけど、
初回限定盤などの掘り出し物があるかもしれない。
そう思って探す。
案外、新作がチラホラと棚に入っている。
前回はサム・スミスのライヴアルバムを買った。
今回は Motley Crue のセルタイトルのアルバム(1994)の
リマスター紙ジャケを見つけて買った。
この時迷ったのが、
Fun Lovin' Criminals 「Livin' in the City」(2005)の国内盤。
店の奥の方の棚だったので状態も良かった。
しかし、20年前のそこまで有名でない作品を新品で買うのもどうかなあと。
中古なら500円ぐらいで買えるのではないか。
音を聞いてみたかったが、躊躇してしまった。
家に帰って探す。
「Livin' in the City」の中古でちょうどいいのはなかったが
(なので次回「音楽堂」で買おう)
「100% Columbian」(1998)の国内盤と
「Mimosa」(1999)の輸入盤を安く入手することができた。
Fun Lovin' Criminals を知ったのは
『死ぬまでに聴きたいアルバム1001枚』で
デビュー作「Come Find Yourself」(1995)を見かけて。
この分厚いガイドブックで初めて知ったアーティストが多く、何枚も取り寄せたものだ。
The Band of Bees であるとか、ジェーン・ウィーヴァ―であるとか。
音楽的視野がかなり広がった。
ニューヨーク出身の3人組。大人の、ミクチャ―ロック。
ヒップホップ、ソウル、ラテン、ロック。
それとライトなブルーズ感覚(ここが大事)。
本人たちはミクスチャーのつもりはなく、これらの足し算ではなく、
ただ単にやりたい音楽を、
自分たちにとって気持ちのいい音楽をやっているだけなのだろう。
なのでパンクもメタルも飲み込んでヘヴィな音を、ではない。
おしゃれなバーで深夜、いい感じの雰囲気になった2人の背後に流れる
ムーディーなミクスチャーロック。
それでいて、昔ヤンチャしてたんだろうなというノリがプンプンと匂う。
ストリート出身なんだろうなあ、今は足を洗って大人になったんだろうなあ。
そんな雰囲気がある。
こういうの、ありそうでない。
日本ではあんまり知られてないと思うけど、アメリカで大ヒットというのはよくわかる。
かっこいい。
「100% Columbian」は彼らの2作目で、
出世作「Come Find Yourself」に対して大人の落ち着きが増している。
「Mimosa」はコンピレーション。
シングルB面の曲や別ミックスを集めている。
カバーが多い。
ヒット曲 "Scooby Snacks" のB面が10cc ”I'm Not In Love” のカバーだった。
こちらも収録している。
他、Climax Blues Band やオジー・オズボーンなど。
サッチモことルイ・アームストロングの”愛はすべてを越えて”なんかも。
笑っちゃうぐらいジャンルがバラバラすぎる。
別ミックスは Schmoove Version となっていて、
レイドバック、いや、違うな。
ジャケットには、黄昏時のビーチでデッキチェアに座って
カクテルを飲む女性のシルエットが写っている。 そんな感じ。
"Scooby Snacks"などの曲がよりラグジュアリーな音になっている。
これ、彼らなりの気持ちいい音の追求という意味では
オリジナルのアルバムよりも高性能だと思う。
今後、このアルバムばかり聞きそう。
ちなみに、6曲目 ”The Summer Wind” は
Echo & The Bunny Men のイアン・マッカロクをゲストに迎えている。