最後の大阪出張(餃子スタジアム編)

月曜の昼、「急で申し訳ないが明日の夜から大阪行ってくれ」と言われる。
つまり、昨日の夜。作業としては顧客のオフィスにて帳票の突合せ作業のサポート。
プロジェクトから抜けることの決まった僕としてはアルバイトのようなものだ。
出張で大阪行くのもこれが最後だろうし、
いくら仕事とはいえ可能な限り大阪を楽しんでこなくては損だ。
ただし楽しむと言っても観光や遊びではなく、あくまで目的は「食」
おいしいものを食べて食べて食べまくりたい。


昨日の夕方、同様の目的で出張する先輩と後輩と3人で品川から新幹線に乗って新大阪へ。
この日は単に移動日だったのでホテルにチェックインして寝るだけ。
営業終了までに到着できるようなら駅を出てすぐの餃子スタジアムに行くことになっていて、
そのせいか僕は変にテンションが高く、2時間半喋り続け。
天ぷらがどうのこうの、ウイスキーがどうのこうの。


餃子スタジアムはナムコがやってるもので池袋と一緒。
よってゲームセンターの中にある。
池袋のは入場料を払った覚えがあるが、大阪のは無し。
エスカレーターで上がって行くとそのままスタジアムの中に入っていける。
大きさは池袋のと比べると半分ぐらいだろうか。こじんまりとしている。
お客さんはあんまり入っていない。
そのせいか餃子とは無縁の「タルト博覧会」なるものを開催していた。
なんと海外のも含めた100種類ものタルトが集まっているという。
まあ僕としては甘いものがそれほど好きではないし、気分はがっつりと餃子。
空いている席を見つけると荷物を降ろし、
手当たり次第目に入った店の餃子をオーダーする。
大阪という土地柄かコテコテの名物的おじさん・おばさん(奇抜なかぶりものをしているなど)が
フロントに立ってる店がいくつかあった。


全国から店が集まっているということで
宇都宮の店、横浜の店、福岡は久留米と博多の2つ。
信州や四国の店もある。九州は熊本もあったかな。
今パンフレットを見たら滋賀や奈良ってのもあって、
そう考えると東北や北海道って餃子が盛んではないんだなあというか、
九州のはとんこつ系の餃子となってるのを見ると
西日本特に九州の食はいろんなものを自分の色に染めるだけのバイタリティがあって
すごいよなあと感心させられる。


純粋にうまいかどうかで言えばそれなりにうまかったが、
いくつかの店のは作りおきだったのか食べてみても「アツアツ」じゃなかった。
そうなるとおいしいなあと思った店はどれも出来たてが食べられるところ。
頬張って「アチチチチ!」とならないと
わざわざスタジアムまで来て食べている意義がないではないか!
(2年か3年前に池袋で食べた時はどこで食べてもおいしかった記憶がある。
 盛り上がりというか意気込みがすごかった。今でもあんな感じなんだろうか)


お客さんが少ないこともあって頼んだ餃子がすぐ出てきて、次から次にテーブルに並ぶ。
「全店制覇しようぜ」って最初のうち言ってて、気がついたら実際に制覇していた。
もう食えないってぐらいに餃子を食べて満ち足りた気分になる。
会社帰りにちょっと一杯飲むのだとしたら餃子にビールは最高の取り合わせ。
もっとお客さんが入っててよさそうなのにな。平日だったからかな。

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泊まることになったビジネスホテルは
東京で言ったら歌舞伎町のようなところにあって風俗系の店のど真ん中。
あちこちに客引きが立っていて関西弁であれこれ誘いの言葉を掛けられるのは
ちょっとばかり怖いものだ。
きらびやかな「案内所」の中に NTT DOCOMO の代理店が入っていたりするのは
大阪ならではのものなのか。