中野ブロードウェー

昨日の昼、中野ブロードウェーに行った。
半年に1度、ボーナス支給後の recomints での中古CD買いまくり大会のため。
(大会って言っても1人で買い漁ってるだけですが)


中野ブロードウェーといえばオタクの聖地ってことで
全館の半分を埋め尽くすぐらいの勢いで「まんだらけ」のあれこれが。
でも、それだけじゃないんですよね。
まあその残りもマニアックな店が多いですが。
都会の片隅でひっそりと佇む、趣味でやっているような小さな店の数々。
今日はそのうちのいくつかを紹介。


まずは天ぷら屋「住吉」
「天ぷらは高級店じゃなく、市井の名もなき店に限るね」と
常日頃言っている会社の先輩が「うまい」と太鼓判を押していたので行ってみる。
カウンターとテーブルがいくつかの小さな店。2階にある。
なぜか中野ブロードウェーのホームページに載ってない。
なじみの客が来て、まずは酒を頼んで新聞を読み始める、そんな雰囲気。
かき揚定食の上、1300円を頼んでみる。
おやじさんがゆっくり丁寧にジュワーッと揚げていく。
出てきたのは直径20cmはあろうかという丸くて平べったいかき揚
海老がぷりっとしてて、モンゴウイカも柔らかい。いやーん。これはおいしい。
お新香もうまかったぞ。もちろんごはんも、味噌汁も。
要するに隅から隅までちゃんとしてるわけですよね。定食をなす一つ一つに対して。
心意気というか、居住まいの正しさを感じる。
かき揚丼が名物のようで、他の人はみなこれを注文してた。
680円だったかな。安いね。これぞ市井。
次に中野ブロードウェー来たらかき揚丼を食べよう。


ポストカードのラックが所狭しと並べられた「パピエ」
ここで映画のポストカードをまとめて買った。
勝手にしやがれ」「道」「サウス・パーク」ヒッチコック肖像画など。
6枚買うと1枚サービス。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~papierbd/
ホームページを見ると「フレンチ・コミック、ヨーロッパ雑貨専門店」
となっている。額に飾られたイラストが3万ぐらいで売られている。
「ティコ・ムーン」で映画監督としても知られるエンキ・ビラル、限定300枚とか。
画集やポスターもあり。いつかゆっくり眺めてみたいものだ。
カメラマンに囲まれるブリジット・バルドー
イージー・ライダー」のピーター・フォンダの小さなモノクロのポスターもついでに買った。


その向かいにあるのが、「shop MECANO」
前にもどこかで書いたと思うが、テクノ専門店。
テクノといってもクラブミュージックとしてのテクノではなく、
70年代から連綿と続くテクノポップの方。
普通のCDショップならば日の当たることのない、
ジャーマンプログレやUKニューウェーブの暗くて実験的な作品がメイン。
この手のものは東京タワーの中の「コズミック・ジョーカー」かな。双璧をなす。
Disk Union で長いこと探していても見つからなかったCDがここでひょいと見つかったりする。
「よく商売成り立ってるよなー」といつも感心させられるが
中野ブロードウェーという所在がいいのか固定客をつかむのが早かったのかもしれない。
新規開店時は P-MODEL平沢進がお祝いの花を届けていた。
クラフトワークDEVO のTシャツが欲しかったら、ここに行くべし。


時間をかけて全館回ってみるならば、他にも「おっ」と思う店が見つかりそうだ。
でもそしたらまたそこでお金を使ってしまうし。むずかしい。
それにしてもいつもいつも思うことなんだけど、 recomints は魔物だ。
お金がいくらあっても足りない。