会社の映画部の撮影

今日は会社の映画部の撮影。久々。
今年入ってきた新入社員を中心に6名で。


台本は以前書いた↓「竹芝ラブストーリー」
http://d.hatena.ne.jp/okmrtyhk/20070816


集合時間を9時としたのに、
「寝坊しました」という連絡が続々と届いて、結局始まったのはお昼近く。
こんなことなら集合時間を午後にすればよかった・・・
昨日は会社の先輩の結婚式のあと、
大学の映画サークルの後輩たちと表参道のシェラスコ料理の店へ。遅くまで飲んだ。
なのでかなりお疲れ。
朝起きたとき「撮影めんどくせー行きたくねー」と素で悩んでしまった。
でも終わってみたら、「いやーやってよかった」としみじみ思った。
やっぱ撮影は楽しい。
今日集まった後輩たちもそう感じてくれて、何よりだ。


最初のシーンは会社の会議室をこっそり使って撮影。
会議室っぽさを出すためにホワイトボードに議事録を書き出したり、書類を並べたり。
(書類はもちろん情報セキュリティの観点上、画面に映さないよう注意する)
メインは芝浦のオフィスで撮って、風景ショットを撮るために竹芝のオフィスに移動。
その後、竹芝桟橋ゆりかもめに乗ってお台場へ。そんで浜辺。
お手軽な台本だったので15時には終わって、その後軽く打ち上げ。
お台場は夏休み最終日ってことでとても混んでた。冒険王も今日が最後なのかな。
砂浜も人が大勢いて。犬を遊ばせる人、飛び込んで遊んでる中坊たち。
それにたくさんのカップル。ブラジル人っぽい男女が浅瀬に立って抱き合ってたよ。
今日は気温がそれほど高くなく、撮影するにはなかなかよい天気だった。
でも「夏はもう終わってしまうんだなあ」と寂しい気持ちにもなった。
波打ち際に立っていると、吹いて来る風が涼しげな秋の風だった。


撮影は新人の女の子に任せて、アングルはだいたいの位置を僕が指示すると
そこから先細かなことは彼女に決めさせた。
カットの良し悪しも自分で判断させた。
そういえば僕は自分の映画を他人に撮影させるってことはこれまで全然してこなくて、
僕が出ることになったために誰かに1シーン頼んだ、ってのがいくつかあったぐらい。
ここに来て初めての試み。
「他の人に撮ってもらうんでも全然いいんだな」ってことをようやく、知る。


新人の子はもちろんこれが初めての撮影なんだけど、
ごく自然なこととしてパンやズームを使おうとするんですね。
そういうのがなかなか新鮮だった。ドラマの影響なのかな。
僕は据え置き・固定の映像ばかり撮っていた。
そういう、変なこだわりばっかりで自分は映画を撮っていたのだなーと思う。


ズームは多用するとつながりが不自然なので極力使わないように指示した。
それぐらいかなあ、技術的なことで説明したの。
スタートしてから3秒ぐらい間を開けてセリフや動作に入ること。
撮り始める前と撮り終わった後に周りの人にわかるよう、口頭で合図を出させたこと。
といった作法的なことがいくつか。
後はもう、出る側も撮る側もあれこれやってみて体験的に学んでいけたようだ。


編集も後輩に任せる。
後はもう僕は出来上がったものを見るだけ。いい身分だ。
ご隠居な気分。


今回をきっかけに後輩たちが自ら作品を作り出してくれたら僕としてはもう言うことはない。
なんかようやく、会社の映画部が軌道に乗り出したように思う。