ここ何年か高校野球の中継を見てないんで事情が変わってるかもしれないんだけど、
スタンドの応援でブラスバンドの演奏する曲目ってのが昔から気になっていた。
その年その年のヒット曲を素早く取り入れて、
というよりは長年演奏されてきた定番ってのが多い。
とはいえ、歌い継がれてきた往年の名曲ってのでもない。
高校野球の応援でしか聞かない曲がほとんどだと思う。
今思いつくものとしては
・山本リンダ「狙いうち」
・生稲晃子「麦わらでダンス」
・真心ブラザーズ「どか〜ん」
「狙いうち」は、まあ別としても
「麦わらでダンス」も「どか〜ん」もカラオケで歌ってる人見たことない。
僕の周りだけ?熱心な高校野球ファンはカラオケで歌ってたりする?
いまどきの高校生のブラスバンド部にとってはただの応援曲とその楽譜に過ぎない。
人によっては子供の頃から親しみのあるメロディーで、「あーこれ聞いたことある」というだけ。
たぶん生稲晃子や真心ブラザーズなんて普通知らない。
真心ブラザーズったらさ、「素晴らしきこの世界」や「拝啓、ジョン・レノン」であって
誰もその代表曲を「どか〜ん」だとは言わないよね。
(同じように「モルツ」のCM曲だとも言わない)
なんかこういう事実に気付いたとき、
「歌」というものの世の中への残り方にはいろいろな形があるものなんだなあと
しみじみとした複雑な気持ちになる。
どうしてこういう歌が演奏されるようになったのだろう?
「狙いうち」はそのノリの良さと打撃直結のタイトルから来てるのだろうし、
「どか〜ん」も冒頭の歌詞が受けてるのだろう。
では、「麦わらでダンス」は?
Wikipediaを参照したらこんなふうに書かれていた。
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『麦わらでダンス』の替え歌が1988年にプロ野球の広島東洋カープに在籍していた
ランスの応援ソングに使われ、現在でも他の選手の応援に使われる事もある。
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なるほどね。そこから野球っていうとこの曲になるってことか。
っていうかランスが懐かしいね。僕ら世代には。