ニューヨーク その5(アドバイス)

okmrtyhk2008-06-03


初めてニューヨークに行くかもしれない人がいるから、僕なりにアドバイスを。


■「ポケットティッシュは大量に持っていくこと」
寝てて寒くて風邪ひいて、鼻水が出るようになって日中ティッシュで洟をかんでいたら
日本から持ってきたポケットティッシュがなくなった。
じゃあどっかで買えばいいかと考えるんだけど、
そういえばハドソン・ニュースのような大手ニューススタンドのチェーン店だったり
街中のデリでも見かけたことがない。
泊めてもらった後輩に聞いてみたら「そういえばないっすねえ」と。
探せばクリネックスのような箱は売ってるの見つかるが、ポケットティッシュはなし。
仕方なく、スタバやマックに入るたびに紙ナプキンをごそっと持ち帰って使った。
後輩曰く、「アメリカ人もそうしてますよ」「だからいらないんですよ」と。
これで事足りるといえば足りるんだけど、それはなんか嫌だという人は
慣れない気候で風邪を引くことを考慮して
大量にポケットティッシュを持っていったほうがいい。


■同じく、「ウェットティッシュは大量に持っていくこと」
ニューヨークで金を掛けずにメシとなると
えてして油っこいジャンクフードになってしまう。
しかも、ホットドッグ屋だと
たいがいチリドッグやチーズドッグがあってそっちを頼んでしまう。
ハンバーガーもプレーンのじゃ物足りないから
いくつかトッピングされたのを頼んでしまう。
そうすると食べててはみ出るはみ出る。こぼれまくる。
これって旅先で物を食べる醍醐味の1つかもしれないけど、
手はどうしても拭かなきゃならない。
ウェットティッシュは日本で売ってるような小さな箱を
そのまま持ち歩くぐらいでもいいかもしれない。


■「英語が話せなくてもなんとかなる」
英語圏を旅するときは楽だ。
向こうも片言の英語しか話せないからお互い片言で十分通じ合える。
しかし英語圏に来ると向こうはこっちが英語を話して当たり前だと思うから
片言で話してくれることは決してない。
・・・というのがこれまで海外をあちこち行って得た、結論。
これで行くとニューヨークなんて
英語がかなりペラペラじゃないと辛いんじゃないかって話になる。
でも、結果なんとかなった。
今回は泊めてもらった寮の同級生やサークルの後輩と行動を共にしていたときは
彼らに喋ってもらったというのもあるけど、
自分一人で行動しているときもまたほとんど喋らず。
僕だって一応、空港のカウンターで
「今日のフライトのEチケットがあるんですけど」ぐらいは言える。
でも、めんどくさがって喋らない。
込み入った会話が必要な局面になりそうだったら
まずは「I no speak English」とわざとでたらめな英語で一言言っておく。
そうすると向こうは「ああ、観光客なんだな」と態度を改める。
ものすごく簡単な英語で話してくれる。
でもそれに慣れてしまうと
昔は「お勘定お願いします」って「Check Please」と言ってたのが「Check」だけになったり。
「ああ、通じるならPleaseはなくてもいいんだな」なんて思うようになる。
単語1つぶっきらぼうに呟くだけ。
これでいけちゃうんですね。


・・・と書いてきて気付く。
こんなことしてるから、6月2日分に書いたように
「観光客のまま終わってニューヨークの本質が見えてこなかった」
なんてことになるんですね。
英語が話せるということはやはり大事だ。
でも、話せなくてもニューヨークで日々を過ごすことは可能だ。


■「6月は意外と寒い」
僕が行った5月末から6月頭ってのはニューヨークとしては一応夏に当たるのかな。
日中は晴れてると日差しが強い。日に焼ける。
暑さが心地よくてベストシーズンかもしれない。
だけど夜はかなり冷え込むし、日中も風は冷たい。
エンパイア・ステート・ビルロックフェラー・センターの展望台に上ると
風が強く吹きつけてきて、寒くてたまらない。
大リーグのナイトゲームを見るってときもかなり気温が下がっている。
地下鉄や鉄道の中もクーラーがガンガンに効いている。
こんな中、アメリカ人たちはTシャツ1枚で普通に過ごしているけど、
日本人だったら上に羽織るものを用意しておきたい。厚手のもの。
例えかさばったとしてもセーターでもいいかも。
なお、僕が訪れる前の週は余りにも寒くてコートが必要だったとのこと。
ニューヨークって緯度は日本だと青森と同じ。
そう考えるとこの時期の風の冷たさって納得できた。なんだか似ている。