ニューヨーク その31(6月4日)

okmrtyhk2008-06-29


6月4日、水曜日。
9時半までずっと寝てる。
体調はパッとしない。
疲れてるし、昨日のロックフェラー・センターの展望台が寒すぎた。


実質的なニューヨーク最終日。
この日の予定として、やり残したことを全てやるつもりだった。
・会社の後輩から聞いたステーキハウス「Houston」で昼食
イースト・ビレッジでCBGBを探す、日本人向けスーパーでティッシュペーパーを探す
・ホイットニー美術館
・ブルックリンに戻って来て、ブルックリン美術館
・夜はまたマンハッタンに渡って、
 スパニッシュ・ハーレムのアポロ・シアターでアマチュア・ナイトを鑑賞


ティッシュペーパーはあれですよ。
風邪気味なまま日々過ごしてて鼻水が止まらなくて日々ひっきりなしにかんでて、
日本から持ってきたのがなくなって、という。
その辺のデリでは売ってなくてさあ困った、
日本人向けのスーパーならあるんじゃないかと試しに探しに行くことに。


まずは「Houston」へ。後輩に場所を調べてもらった。
各停の?号線で「28St.」へ。エンパイア・ステート・ビルの近く。
すぐに見つかったもの見るからに高級そうな店。
日本だと夜食べて1万はするような。
Tシャツにカーゴパンツでは明らかに場違い。
でも、観光客だから許されるだろ、と勇気を出して入ってみる。
爽やかな物腰のウェイターに声を掛けられる。しかし何を言われてるのかよくわからない。
わざと片言で「I no speak English」と伝えて、指を1本突き出して、「One」そして「Lunch」
「オーケー、ランチね」って伝わって、席に案内される。
何か飲むかと聞かれて、何もいらないと言ったつもりが、
「そうは言っても」って感じになって「水でいいか?」ってなってじゃあってんで水にする。
ウェイターは若い女の子に替わる。水を注いでくれる。
この水がまたたまらなくうまくてすぐに飲み干す。
超高級なミネラル・ウォーターなんだろうなあ。


メニューを見た。
・スープと前菜
・サンドイッチ
・メインディッシュ
って並んでて、最初の2つはどれも10ドルぐらいして、メインディッシュは20ドルから30ドル前後。
ランチだから安くて、Aランチ的なコンビネーションで15ドルぐらいで済むんじゃないか?
と思っていた僕が甘かった。
どうしたもんだろう?
こういうときってスープ、前菜、サンドイッチ、メインディッシュって全て頼むものなんだろうか?
1人きりで心細くなる。
旅行者だから適当なオーダーしても多めに見てくれるだろう、とメインディッシュだけにしようかと思う。
一番安いチキンのグリルが、それでも19ドル。
ここまで来て、いくらなんでもこれだけってのもなんだよな、せめて、と今日のスープもオーダーする。
無駄遣いはしないに越したことないけど、別に金がないわけじゃない。(残りわずかとなっていたが・・・)
スープは7ドル。メキシコ風のクリームスープってことになっていた。


スープがすぐ出てくる。
酸味の強いサワークリームのスープで、マッシュルームやキャベツが入っていた。
さすがにおいしい。
バクバクしないつもりでいたのに、おいしいおいしいとすぐに飲みつくしてしまう。


チキンが出てくるまでしばらく待つ。
店に入ったのは11時半前か。店内に客はほとんどいなかった。
店は Hillstone という高級チェーン店の1つらしい。
今調べてみたらニューヨークにはここ以外にも何店舗か「Houston」があるようだ。
http://www.hillstone.com/#/restaurants/houstons/
12時を回って、どんどん客が増えだす。周りの席ほとんど全て埋まった。
人気の店だということを知る。


心細いって言ったら、ナプキンに包まれたナイフとフォークっていつ広げるものなのか?とか。
広げて、ナイフとフォークを所定の位置に置いて待ってればいいのか、
それともウェイターが広げて置いてくれるものなのか?
そういうことの1つ1つがよく分かってない。
生半可なテーブルマナーを聞きかじっただけの自分を恨む。
結局何もしない。チキンが運ばれてきてから、自分で広げた。


チキンが出てきた。腿肉が1本、胸肉が2本。
香ばしくソテーされている。
これまたうまかった。肉がほんとジューシーでさ。ほんのりとスパイシーで。
瑞々しいチキン。ああ、ニューヨークで今、オレ、うまいもの食べてんだなあと噛み締めながら食べる。
付け合せのサラダはヒヨコマメ、プチトマトと、・・・これはレタスじゃなくて?
今野菜図鑑を調べてみたら「エンダイブ」が近かった。
http://alic.vegenet.jp/panfu/newvege/newvege.htm
チキンを食べていたら腹いっぱいになって、サラダは食べきれず。


というか、この頃から体力がガタッと落ちる。
何が起こったのか。
全部食べようとムリしたのが体力使い果たしたのか。
ミネラルウォーターや鶏肉、あるいは野菜が合わなかったのか。
それとも昨日食べた何かだったのか?ってことは Shake Shack?
(後輩も具合悪くて一日寝込んでいたので、この線が濃厚)


食べ終わって、皿が下げられて、チェック。お会計を頼む。
勘定書きが渡される。財布からお金を取り出す。チップを入れて32.5ドル。
勘定書きには気が効いてることに、チップの目安として15%ならばこれだけに、
20%ならばこれだけになりますと頼んだ料理の額を元に計算した金額が記載されている。
勘定書きの上にお金を置いて、しばらく待つ。
取りに来る気配がないので、店を出ることにする。
料理だけの金額をまずは支払って、お釣りが戻ってきたらチップを、
というのが正しい払い方になるのかな。
なんかそういうやり取りがめんどくさくなってきて、
チップ込みの代金を置いといて席を立つ。
店の出口で「どうもありがとうございました」的なことを言われる。
いやーこれなら食い逃げだって可能だよな・・・、ということを考える。